仙台市職員、高橋吉市容疑者が地下鉄で痴漢

仙台北署は５日、仙台市泉区上谷刈、仙台市職員、高橋吉市容疑者（５７）を強制わいせつ容疑で逮捕した。
　容疑は昨年１２月１４日午前７時４０分ごろから同５０分ごろにかけて、同市営地下鉄南北線の電車内で、女子中学生に下半身を押しつけるなどわいせつな行為をしたとしている。
　同署によると、当時の車内は混雑しており、女子中学生は泣きながら周囲に助けを求めた。しかし、誰も助けてくれなかったため、北仙台駅で下車。女子中学生から助けを求められた同駅員が１１０番した。同署は目撃情報などから高橋容疑者を割り出した。高橋容疑者は「仕事などのストレスがたまっていた」と供述し、容疑を認めているという。
　一方、仙台市人材育成部の加藤俊憲部長は５日の臨時会見で「市民に対して申し訳ない」と陳謝した。
　市によると、高橋容疑者は０９年から太白区固定資産税課主任として勤務。逮捕容疑の事件が起きた日には勤務していた。加藤部長は「詳しい状況が分からない。逮捕を重く受け止めており、厳正に対処する」と話した。【