企業年金運用会社「AIJ投資顧問」による年金資産の巨額消失問題では、積立金不足にあえぐ中小企業の厚生年金基金が高収益をうたう同社に引き寄せられた構図が明らかになった。2008年の金融危機後、運用難による積立金不足は欧米の企業年金でも共通した悩みになっている。
英紙フィナンシャル・タイムズによると、米国の主要500社の企業年金積立金は07年末には余剰があったが、今年1月には約4500億ドル(約36兆3千億円)の不足に転じた。
英国も状況は同じで、年金保護基金によると、今年1月現在、約6400の企業年金の積立金不足は全体で2660億ポンド(約34兆円)に上る。規定の年金支払額に比べて積立金は80%しかない計算だ。
ただ、米英では日本に比べて歴史的に企業年金制度が発展してきた経緯から、企業年金の受給者保護の仕組みがより強いとされる。(共同)
英紙フィナンシャル・タイムズによると、米国の主要500社の企業年金積立金は07年末には余剰があったが、今年1月には約4500億ドル(約36兆3千億円)の不足に転じた。
英国も状況は同じで、年金保護基金によると、今年1月現在、約6400の企業年金の積立金不足は全体で2660億ポンド(約34兆円)に上る。規定の年金支払額に比べて積立金は80%しかない計算だ。
ただ、米英では日本に比べて歴史的に企業年金制度が発展してきた経緯から、企業年金の受給者保護の仕組みがより強いとされる。(共同)
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