<小型バイオ発電>木質ペレットをガス化
藤田建設工業(福島県棚倉町)は18日、木質ペレットをガス化させて利用する小型発電機を開発したドイツのエントラーデエネルギーシステム社と、発電機の普及に向けた共同研究の覚書を締結した。
発電機は出力25キロワットで、効率的にペレットをガス化できる。縦2.4メートル、横6メートル、高さ2.6メートルのコンテナに収まり、複数をつなげて使うことも可能。移動しやすく山間部などでの需要が期待されるという。
藤田建設工業は年度内にも福島県西郷村の温泉施設の電源に発電機を導入。開発段階は欧州産ペレット利用を想定し、適合する国産ペレット開発に福島大の協力を得て取り組む。
福島市であった締結式で、藤田光夫代表取締役は「地域のエネルギー問題が解決することなどを福島から発信したい」、エントラーデ社のユリアン・ウーリヒ最高経営責任者は「(東京電力福島第1原発事故に遭った)福島で再生可能エネルギーを推進することに意味がある」と述べた。
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