角田信朗氏、島木譲二さん通夜「いい人生送られた」

2016-12-17 21:15:13 | 芸能

角田信朗氏、島木譲二さん通夜「いい人生送られた」

 16日に脳溢血(いっけつ)で亡くなった吉本新喜劇・島木譲二(本名・濱伸二)さん(享年72)の通夜が17日、大阪市内で営まれ、格闘家の角田信朗氏(55)が参列した。島木さんは2011年の休養開始以降、公の場に姿を見せていなかったが、角田氏は「昨年か一昨年、井岡一翔くんのタイトル戦のリングサイドでお会いした」と回顧。芸能界入り前にプロボクサーだった島木さんが、最近までボクシングに情熱を傾けていた様子を明かした。

 角田氏によると、島木さんは1985年、テレビ番組の企画で正道会館の大会に出場。1回戦を勝ち抜き、2回戦で角田氏と対決したという。角田氏は「ローキック1発で仕留めよう」と臨んだが、島木さんは元プロボクサーの魂を見せて奮闘。角田氏は「3発目ぐらいのローキックでようやく終わらせることができた」と振り返った。

 その後は角田氏が吉本新喜劇を観劇するなどして交流。今夏には新喜劇の特別公演にゲスト出演し、島木さんが使用していたヤクザ風の衣装を着せてもらったという。「最後にお会いした時は車いすに乗ってらっしゃったと思うけど、重病のような感じはしなかった。『島木さん、またあのリングで戦いましょう』とあいさつしたら、ニコッと笑ってらっしゃいました」

 プロボクサー、新喜劇役者として72年の人生を駆け抜けた島木さん。角田氏は「人間はそんなに輝けるものではないのに、島木さんはリングでも舞台でも輝いた。幸せな人生を送られたと思うし、今頃もさんずの川で、パチパチパンチをされて、笑わせてるんじゃないでしょうか」と、この上ない賛辞で島木さんの人生をたたえた。

 



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