東北大金研 液体金属の流れで電気 電池が不要に

2015-11-03 23:31:49 | 技術

液体金属の流れで電気 電池が不要に!

東北大金属材料研究所の斎藤英治教授(物性物理学)のグループは2日、細い管に液体金属を流すだけで微弱な電気が発生することを突き止め、実際に電気を取り出すことにも成功したと発表した。大学院生の高橋遼さん(27)が原理を発見した。

グループは、石英でできた直径0.4ミリの管に液体金属の水銀やガリウム合金を秒速2メートルで流し、1000万分の1ボルトという極めて微弱な電気を取り出した。発生する電気量は流れの速さに比例する。

管の中を流れる液体金属は摩擦で渦を巻き、その影響で金属の中の電子も自転を始める。自転の強弱によって電気が生じるという。

研究で中心的な役割を担った高橋さんは「液体金属流が電気を発生させる原理は理論計算で発見した。実験で証明できたのは、絶縁体である石英を管に用いることを思い付いたことが大きかった」と話す。

斎藤教授は「発電装置の超小型化が可能。家電製品のリモコンに装置を組み込めば、ボタンを押す力で発電し、電池が不要になるかもしれない」と実用化に期待した。


ヤマハ発動機のロボットライダー 時速100キロで疾走

2015-11-03 14:59:08 | 技術

■ヤマハ発のロボットライダー 時速100キロで疾走

ヤマハ発動機がこのほど、開発中の「ロボットライダー」を披露した。センサー、コンピューター、アクチュエーターを搭載したヒト型ロボットだ。大型バイクにまたがり、周囲の状況を認知、判断して自ら運転する。米国で進めている実験ではサーキット上で時速100キロメートル超で走り込むことにも成功した。ロボの開発を通じて二輪車の制御技術を研究し、製品に落とし込んでいく。


東京電力 夢の超電導で送電ロス半減 25年実用化へ

2015-11-03 14:58:03 | 原発

■東京電力 夢の超電導で送電ロス半減 25年実用化へ

特殊な素材でつくった送電ケーブルを冷やすと電気抵抗がゼロになる超電導。課題が多く「夢」といわれてきた技術の実用化に向け、東京電力が実証実験を進めている。実際の電力系統に流す電気を使った実験は国内初で、送電の際に5%程度失われている電力ロスを半分に減らせる見通しだという。2025年ごろまでに自社発電所内での実用化を目指す。