東北電力、宮城県で太陽光発電所を新設着工
東北電力は20日、宮城県石巻市新蛇田地区に設置する出力300kWの石巻蛇田太陽光発電所の新設工事を着工したと発表した。
この石巻蛇田太陽光発電所は、同社が石巻市と東芝との共同で申請していた。2011年度経済産業省補助事業「石巻スマートコミュニティ導入促進事業」の一環として、が蓄電池(容量120kWh)とともにモデル地区に新設する。
「石巻スマートコミュニティ導入促進事業」は、石巻市震災復興基本計画の重点プロジェクトの一つとして、同市のエコ・セーフティタウン構想に基づき、市内のモデル地区に「地域エネルギー管理システム」を導入し、再生可能エネルギーを活用した「低炭素なエコタウン」と、災害時に「灯りと情報が途切れない安全・安心なまちづくり」の実現を目指すもの。
東北電力は、モデル地区である新蛇田地区において、石巻蛇田太陽光発電所と蓄電池を新設し、地区内での再生可能エネルギーの導入拡大を図るとともに、災害時に街路灯などへ電力を供給する。また、新蛇田地区では、今後、災害公営住宅や戸建住宅における太陽光発電の大量導入が予想されている。(坂本直樹)