STAP細胞の正体 細胞のすり替え

2014-07-20 08:39:48 | 科学

STAP細胞の正体 細胞のすり替え

STAP細胞とは何だったのか。
 
 理研統合生命医科学研究センターの遠藤高帆上級研究員による公開の遺伝子配列データの再解析と,共著者の若山照彦山梨大学教授が第三者機関に委託して行ったSTAP幹細胞の調査結果は,STAP論文における研究不正が,理研が不正認定した2項目をはるかに超え,研究全体に及ぶことを示している。
 
 論文で「STAP細胞」と呼ばれている細胞は,どれも同じ細胞ではない。少なくとも3種類あり,実験ごとに異なる細胞が使われている。遺伝子解析に使われたのはうち2つ。1つは染色体異常が生じた多能性幹細胞で,ES細胞(胚性幹細胞)とみられる。もう1つは多能性のない普通の細胞で,酸に浸けたマウスの脾臓細胞だと推定される。STAP幹細胞の元になり,キメラマウスを作製したSTAP細胞は,ES細胞の立体培養だった可能性が高い。STAP細胞を培養して作ったとされる「FI幹細胞」のうち,遺伝子解析実験に用いたものは,ES細胞とTS細胞(栄養膜幹細胞)の混合物とみられる。
 
 論文に掲載された「STAP幹細胞」10株は,すべて途中ですり替わっている。STAP幹細胞は若山氏が小保方氏にマウスを渡し,小保方氏がSTAP細胞を作って,若山氏がこれを培養してSTAP幹細胞にした。2株は若山氏が渡したのとは別の系統のマウスの細胞で,その遺伝子的な特徴は,若山氏自身が作ったES細胞に一致する。残る8株は若山研にはなかったマウスの細胞で,出所は不明である。
 
 論文で作ったとされた「STAP細胞」「FI幹細胞」「STAP幹細胞」はどれも,少なくとも一部は既存の幹細胞や,その混合物だったとみられる。
 
 以上の構図がどのようにして浮かび上がってきたのか。遠藤氏らの遺伝子解析結果についての理研の内部資料と,若山氏の調査結果の詳細を解説する。

http://www.nikkei-science.com/201408_054.html詳細はこちら


ロシアのプーチンを叩き潰せ 犠牲者に子供80人 マレーシア機撃墜

2014-07-20 06:40:28 | 政治

犠牲者に子供80人=「国外の夏休み」暗転―マレーシア機撃墜

時事通信 7月19日(土)14時35分配信

 【キエフ時事】ウクライナ東部ドネツク州でマレーシア航空機が撃墜された事件で、現地メディアは18日、乗客乗員298人のうち約80人が子供だったと伝えた。夏休みを国外で楽しもうとした子供らが多数犠牲となった悲劇に衝撃が広がっている。


 ウクライナのテレビは、子供とみられる遺体や燃えるスーツケースなど、ドネツク州の事故現場を放映。インドネシアのガイドブック、現場で回収された多くの子供のパスポートなども映し出された。
 犠牲者の中には、オーストラリアで開かれる国際エイズ会議に出席予定だった関係者もいた。世界保健機関(WHO)のグレン・トーマス報道官が巻き込まれたことは、ウクライナでも大きく伝えられた。