防潮堤復旧 宮城県、塩釜の無人島4島見直しへ

2014-02-04 17:11:42 | 宮城県

気仙沼の人が住んでいない場所に200億以上かけて防潮堤つくるのは辞めないんだ

さすが自民党様

防潮堤復旧 宮城県、塩釜の無人島4島見直しへ

 東日本大震災で被災した宮城県塩釜市の無人島4島で県が計画する防潮堤復旧事業で、佐藤昭市長は3日、市が防潮堤背後の農地所有者に聞き取り調査をした結果、大半が農業を再開する意向を示さなかったことを明らかにした。県は事業を、背後地が農地として活用されることを前提にしており、本格復旧は見直される公算が大きくなった。
 佐藤市長は3日の定例記者会見で、昨年12月下旬~ことし1月下旬、農地所有者11人のうち8人に聞き取りを行い、全員が農業再開に否定的だったと説明した。
 佐藤市長は「市の調査では4島での農業再開は難しい。農業が行われず、土地の活用も考えられていないという現状を踏まえ、土地所有者の財産をどう守るか県とともに検討したい」と語った。
 聞き取りが実現していない残る3人の意向を確認し、県に結果を正式に報告するという。
 4島の防潮堤復旧事業については、村井嘉浩知事が昨年12月の定例記者会見で「農地を守る堤防なので、営農意思がなければ整備する意義はない」と説明。市から具体的な営農計画が示されない場合、本格復旧の見送りも含めて再検討する考えを示していた。
 無人島は浦戸諸島にある鷺島、大森島、馬ノ背島、漆島の4島。震災で高さ3.1メートルの防潮堤が地盤沈下したり崩れたりしたため、新年度に復旧工事に着手する予定だった。総事業費は約20億円。農地は震災前から耕作放棄状態で、復旧計画に批判も出ていた。