農薬混入事件

2014-02-02 20:29:23 | 報道


農薬混入事件容疑者 月収19万円、息子も同じ工場で勤務した

NEWS ポストセブン 1月31日(金)7時6分配信

 

非正規を増やした自民党政権にも責任がある

 アクリフーズ群馬工場で製造中の冷凍食品に農薬「マラチオン」を混入したとして、同社の契約社員・阿部利樹容疑者(49才)が偽計業務妨害容疑で逮捕された。2005年に同社に入社した阿部容疑者が、2012年の夏頃から頻繁にトラブルを起こすようになっていたという。

「冷凍食品の包装室の従業員との間でトラブルを起こしたことがあったんですが、その時に、会社から“同じことをしたら契約を更新しない”と通告されてしまったんです。阿部容疑者は翌日も怒りが収まらず、更衣室のロッカーを蹴り、“ふざけんなよ!”と大きな声で怒鳴っていたそうです」(社会部記者)

 彼を変えてしまったものは何だったのか。その理由のひとつに、会社の給与体系の変化があったと、阿部容疑者を知る工場関係者は言う。

「2012年4月にそれまでは年功序列型だった給与体系が、業績に応じて変動する能力型になった。それにともなって、家族手当や早出・遅出の手当も廃止されてしまったんです。会社は“周辺地域の同種産業と比較しても、平均的な水準”と説明していますが、多くの従業員がそれまでに比べて給与が下がったと不満を持っていました。阿部さんもそのひとりです」

 手当がなくなってしまった阿部容疑者の月収はおよそ19万円だったといわれている。大卒の平均初任給程度ではあるが、彼の場合、妻子を養う身であるうえ、多趣味で、さらには1000万円ほどの住宅ローンが残っている。仕事内容はこれまでと一切変わらないのだから、不満を抱くのは当然だろう。

 恨みは金銭的なものばかりではなかった。かつて同工場に勤務していた従業員によると、「契約社員は正社員から下に見られ、不満を抱いている人は多かった」という。

「実はこの工場で、阿部さんの息子さんも契約社員として働いていた時期があるんですよ。ただ息子さんは、“こんな給料じゃやっていけない”とすぐに辞めてしまった。父親の面子はまるつぶれだったと思います。だからこそ、正社員転換や給料アップへの思いは人一倍強かったかもしれません」(ある工場関係者)

 工場従業員約300人のうち時給制の契約社員は約200人で7割近くを占める。「職責を果たせば、正社員に転換されることもある」と会社から説明されていたというが、工場のリーダーや班長になることが前提条件にあり、正社員になれる人は年間わずか3人程度だという。

「昨年の夏のボーナス時に、自分より職歴の浅い同僚に金額を聞いたら、阿部さんは自分の方が低いことがわかったんです。ここ2年ほど給与が上がらないばかりか、リーダーや班長にも就いてなかったので、“やってられない”ってこぼしていましたよ」(前出・工場関係者)


「ムダ」と予算削減→8割復活 補正に付け替え

2014-02-02 18:25:17 | 政治

麻生太郎のセメント屋儲かるんですか? いい仕事してるね~

「ムダ」と予算削減→8割復活 補正に付け替え

 安倍政権が2014年度予算案で無駄遣いの点検を経てカットした約4600億円のうち、少なくとも約3600億円が今年度補正予算案に同様の事業内容で計上されていることがわかった。4月の消費増税への理解を得るために、「ムダ」と判定したはずの事業費の約8割が補正予算に付け替えられた。

 安倍晋三首相が議長の行政改革推進会議は昨年秋、新年度予算案の概算要求のうち10府省55事業について再点検。その結果、麻生太郎財務相が今年1月20日の同会議で、34事業4574億円(一般会計ベース)を削減できたと報告した。

 首相は昨年11月の行革会議で「消費税率引き上げという厳しい決断をした。税金がムダに使われているとの批判は絶対に招かないようにしなければならない」と強調。1月20日の同会議では「(再検証結果を)予算に反映することができた」と語っていた。

 だが、財務省などの資料によると、新年度予算案で1387億円削減したはずのインフラの老朽化対策費「防災・安全交付金」は、補正予算案で削減額を上回る1847億円を計上。道路整備などの補助金「社会資本整備総合交付金」は1435億円削減(新年度)が1309億円計上(補正)となっていた。