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渋井川決壊・宮城県大崎市 狩野英孝の櫻田山神社も冠水

2015-09-11 18:13:14 | 宮城県

住民「まさかこちらまで」=小学校に続々避難-渋井川決壊・宮城県大崎市

■宮城県大崎市で11日午前に起きた渋井川の堤防決壊。押し寄せる水を逃れた住民らは、「他県での出来事」と思っていた濁流による被害を目の当たりにし、息をのんだ。
決壊した堤防の近くにある鹿嶋神社の宮司・渋谷康盛さん(86)は午前4時ごろ、激しい雨音で目を覚ました。近くの田んぼにはあふれるほどの水。「こんな簡単に水が入って不思議だったが、堤防が切れるとは思わなかった」
社務所は床上まで浸水し、隣の自宅近くにも一時、水が迫った。茨城県常総市などの水害を「よそさまの話」と感じていたが、「まさかきょうはこちらを直撃するとは」と驚きを隠せない様子だった。
避難所となった市立古川第五小学校には、午前中に乳児から高齢者まで100人以上が訪れた。中瀬浩子教頭らによると、体調不良を訴える人はいないが、避難した住民らはいずれも疲れた様子で横になったり、不安そうに携帯電話で連絡を取り合ったりしていた。
胸まで水に漬かったり、消防隊員に抱えられたりした人もおり、凍えないよう暖房をつけ、隣の中学校から集めた運動着を提供したという。
近くには孤立し助けを待つ人が20~30人いる地区もあり、救助の自衛隊ヘリコプターが離着陸できるよう、職員らが運動場からサッカーゴールなどを移して場所を空けた。「無事に来てもらえれば…」。男性職員は祈るようにつぶやいた。(2015/09/11-12:55)

■お笑い芸人の狩野英孝(33)が、台風による大雨の影響で、実家である宮城県の櫻田山神社が冠水する被害に遭ったことを報告した。

 各地で甚大な被害をもたらしている台風17、18号。狩野の実家がある宮城・栗原市にも激しい雨が降り、11日未明に大雨特別警報が出された。

 狩野は11日早朝にツイッターで「実家が大変な事に‥秋のお祭り中止かな‥」とのツイートとともに、冠水した神社の写真を公開した。


また大崎市民病院が医療ミス 正常な卵巣を切除

2015-08-19 13:44:11 | 宮城県

また大崎市民病院が医療ミス 正常な卵巣を切除

大崎市民病院(宮城県大崎市)でことし3月、右卵巣腫瘍摘出の手術を受けた女性患者の正常な左卵巣も切除する医療ミスがあったことが18日、分かった。病院側は女性に謝罪し、現在、損害賠償などについて協議中という。

同日の市議会全員協議会で報告された。病院によると、女性は県北部の30代後半の既婚者。病院側は「執刀医が両方を切除するものと思い込んだのが原因」と説明。女性は女性ホルモンを補うための通院治療を余儀なくされているという。
女性は昨年12月に別の医療機関で右卵巣腫瘍が見つかり、大崎市民病院で腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた。事前に右のみの切除と確認していたが、執刀した婦人科医と助手が両方切除と勘違いし、他のスタッフも気付かなかったという。

病院側は「次に控えていた手術が両卵巣の切除だったことなどが、思い違いを招いたようだ」と釈明した。
手術後にカルテの確認でミスが発覚。3月末に病院の医療安全管理委員会が病院側に責任があると判断、当時の病院長と執刀医らが女性と家族に謝罪した。
病院側はその後、今月5日までに「臓器の左右を確認のための声掛けを何度も行う」など5項目の再発防止の留意事項をまとめた。
医療ミスの公表が5カ月後になったことについて、病院側は「再発防止策を決めてから公表することを女性側と合意していたためだ」と説明し、「損害賠償について協議中だが、誠意をもって対応したい」としている。


宮城県 気仙沼線復旧断念

2015-07-25 08:39:09 | 宮城県

人口減少地域に700億円を投資しても無意味だ。

BRTバス高速輸送システムでも赤字なのに列車を走らせたら大赤字。

人が点在している地域は駅に行くのに時間がかかり過ぎるから車がいい。

列車が開通した1977年時の利用者数と違い過ぎる。

地域の人口を増やす施策なしで列車の開通を願っても無意味だ。

海水浴客 30年前3790万人→910万人

砂浜減少 

★東日本大震災で被災し運休中のJR気仙沼線(柳津-気仙沼)と大船渡線(気仙沼-盛)に関し、JR東日本が鉄路の復旧を断念すると正式表明した24日、地元では「仕方がない」という声がある一方で、復興まちづくりへの影響を懸念する声が挙がった。バス高速輸送システム(BRT)を継続させるJRに対し、運行の充実も求めた。

「(700億円という)復旧費用の大きさを考えると仕方ない」。宮城県南三陸町で茶製造販売店を営む阿部忠彦さん(53)は、気仙沼線の復旧断念を冷静に受け止める。震災で店や自宅は全壊した。「BRT化で不便になり、町に活気がなくなるようなことにはしないでほしい」と訴える。
気仙沼線は1977年に柳津-本吉間が開業し、全線開通を果たした。本吉唐桑商工会(気仙沼市)の会長を務める菅原和幸さん(63)は「先人が苦労して全通させた鉄路をなくしていいのか。観光にも影響が出る」と複雑な思いだ。

BRTは気仙沼線で2012年、大船渡線で13年に導入。JRは専用道の割合を4割前後に高めてきた。
通学でBRTを使う気仙沼市本吉町の男子高校生(16)は「本数が多くて便利。渋滞に巻き込まれないようにだけしてほしい」と専用道の延長を求める。


ただ、BRTも鉄路も赤字路線は同じ。1日当たりの運行本数は気仙沼線が65本、大船渡線が53本と震災前の倍以上になったが、利用者は半分ほど。地元からは「BRT化が決まった途端に本数が減らされるのではないか。沿線自治体はJRに運行充実の確約を取ってほしい」といった要望も挙がっている。


大船渡商工会議所(大船渡市)の斉藤俊明会頭は「車社会で、駅前だからといって商業が栄える時代でもない。後ろ向きに捉えず、持続的に人を呼び込める魅力づくりに取り組むきっかけにしたい」と話している。

★気仙沼線復旧断念に賛否両論

津波被害に遭ったJR気仙沼線の復旧を巡り、24日に東京都内で行われた「沿線自治体首長会議」で、JR東日本は鉄路復旧を断念し、バス高速輸送システム(BRT)を継続する方針を明らかにした。南三陸町と登米市は理解を示したが、気仙沼市は「説明が不十分」として、現状では受け入れられないとした。沿線住民の間でも賛否が分かれており、自治体は難しい判断を迫られる。


この日の会議でJRは、利用客の落ち込みなどを理由に「鉄路復旧では持続的に地域交通としての役割を果たせなくなる恐れがある」と指摘。暫定運行中のBRTの継続を正式に提案した。沿線各自治体は、年内に開かれる次回会議までに地元の意見をまとめる予定だ。

出席した南三陸町の佐藤仁町長は会議終了後、「町では被災者の移転先の造成工事などが進み、現行ルートでの復旧は現実的ではない。(JRが求める)400億円を自治体が負担するのも無理」と話し、登米市の布施孝尚市長も「アクセスの点で、(BRTは)鉄路以上の効果を持っていると考える」と語った。これに対し、鉄路復旧を訴えてきた気仙沼市の菅原茂市長は「観光振興をどうするかなどの説明が不十分」とし、JRと個別に話し合う考えを示した。

地元住民の意見も分かれている。BRTで通学する気仙沼市の高校3年、西城祐希さん(17)は「バスの便数も増えて、不便さを感じたことはない」と継続に肯定的だ。一方、同市の本吉唐桑商工会の菅原和幸会長(63)は「団体旅行を受け入れる場合、鉄路のほうがいい」と強調。「先人が築いてくれた鉄路を簡単に諦めていいのか」と疑問を呈した。


子どもの貧困問題考える集会

2015-06-01 07:52:28 | 宮城県

震災の影響などで経済的な困難を抱える子どもたちへの支援を考えるシンポジウムが31日、仙台市で開かれました。
このシンポジウムは、あしなが育英会が開き、仙台市青葉区の会場には災害や病気で親を失った子どもや支援団体などおよそ30人が集まりました。
はじめに高校2年生の時に母親を病気で亡くし、今はアルバイトと奨学金で大学に通っているという仙台市の伊藤衣里奈さんが思いを語りました。
伊藤さんは、「経済的な理由で大学中退を余儀なくされた仲間も数多くいる。震災後、貧困家庭は増加しており、子どもたちに救いの手を差し伸べて欲しい」と訴えました。
続いて、宮城や岩手の被災地で、子どもの生活や学習支援に取り組むNPOなどが現状を報告しました。
震災後、仙台市を拠点に学習支援を行う団体は、ひとり親で生活保護を受けている家庭も多いとして、行政や支援団体が連携し、親も子どもも孤立しないよう継続して関わることが大切だと指摘しました。
シンポジウムの実行委員長で病気で父親を亡くした秋田大学4年の高崎安由美さんは、「被災地では、震災が子どもの貧困に追い打ちをかけている。社会が関心をもち、長期的に支援することで子どもの夢や可能性を守ってほしい」と話していました。


こけし職人とイラストレーターがコラボ

2015-05-12 18:36:54 | 宮城県

こけし職人とイラストレーターがコラボ

県内のこけし職人と在仙のイラストレーターが制作した創作こけしセットが完成し、仙台市内で5月1日に発売される。「花こよみ」「旅こよみ」と題した2種類で、各12体に仙台の12カ月を描いて季節感を表現した。伝統工芸品の販路開拓の一環として、市が両者のコラボレーションを支援し実現した。

こけしのサイズは4寸(12センチ)。「花こよみ」は遠刈田系職人小笠原義雄さん(79)がこけしを作り、イラストレーター佐藤純子さん(36)が胴体をデザインした。1月は松とナンテン、2月はツバキなど四季折々の草花を図案化。白い木肌に紫や緑が映え、上品な仕上がりとなった。


「旅こよみ」は弥治郎系職人星定良さん(59)のこけしに、イラストレーター泉友子さん(55)が絵付けした。定禅寺ストリートジャズフェスティバルやSENDAI光のページェントといった風物詩のほか、弥治郎系こけしの拠点、白石市の風景や特産の温麺(うーめん)を描いた。「旅こよみ」は5月1~10日に青葉区の仙台パルコで、「花こよみ」は1日から同区の藤崎などでそれぞれ販売される。いずれも1体ずつ購入できる。


伝統を基盤に現代風のデザインを施した作品に、市の担当者は「伝統こけし愛好家以外の人も興味を持つきっかけになってほしい」と期待。商品PRに力を入れる考えで「雑貨店やインテリアショップに並べたい」と意気込む。
価格(税別)は1体当たり「花こよみ」2500円、「旅こよみ」2900円。連絡先は市産業振興課022(214)8263。