2010年の公認会計士試験(論文式)の合格者が15日発表された。最年少で合格した岐阜市在住の通信制高校2年長谷川智也さん(16)が記者会見し、「ものすごい量の暗記がつらかった。合格してガッツポーズして喜んだ」と、笑顔を見せた。実際に公認会計士になれるのは20歳から。
「数字が好き」だ。小学2年からそろばんを習い、中学1年の時には、財務リスクコンサルタントの父親に連れられ株主総会にも行った。決算書の読み解き方も教わり、「もうかっているかが分かって面白かった」と振り返る。
中学3年だった2年前の秋に、父親の勧めで簿記の勉強を始めた。すぐにのめり込み、1年足らずで1級に合格した。「数字を見る仕事が向いているんじゃないか」と思うようになった。
友人は全日制の高校に進んだが、公認会計士の勉強に専念したくて通信制高校を選び、ほかにも中部学院大学(岐阜県関市)が同県各務原市で開く生涯学習講座に通う。1日平均10時間半勉強した。「集中力は一度途切れると戻せない」ので、最近まで携帯電話を持たなかった。
昨年12月に公認会計士の短答式試験に合格し、今年8月に論文式試験を受けた。「試験と実務とは違う。英語もパソコンの能力も全然足りないから」と、公認会計士になるためには2年間の実務経験が必要で、監査法人に勤めて先輩たちから監査の技を学びたいという。(舩越紘) (asahi.com(朝日新聞社):数字好き・中1で株主総会へ…16歳の会計士合格者 - 社会)
「数字が好き」だ。小学2年からそろばんを習い、中学1年の時には、財務リスクコンサルタントの父親に連れられ株主総会にも行った。決算書の読み解き方も教わり、「もうかっているかが分かって面白かった」と振り返る。
中学3年だった2年前の秋に、父親の勧めで簿記の勉強を始めた。すぐにのめり込み、1年足らずで1級に合格した。「数字を見る仕事が向いているんじゃないか」と思うようになった。
友人は全日制の高校に進んだが、公認会計士の勉強に専念したくて通信制高校を選び、ほかにも中部学院大学(岐阜県関市)が同県各務原市で開く生涯学習講座に通う。1日平均10時間半勉強した。「集中力は一度途切れると戻せない」ので、最近まで携帯電話を持たなかった。
昨年12月に公認会計士の短答式試験に合格し、今年8月に論文式試験を受けた。「試験と実務とは違う。英語もパソコンの能力も全然足りないから」と、公認会計士になるためには2年間の実務経験が必要で、監査法人に勤めて先輩たちから監査の技を学びたいという。(舩越紘) (asahi.com(朝日新聞社):数字好き・中1で株主総会へ…16歳の会計士合格者 - 社会)