私のおるごーるのようなのを作りたい。と
黒檀の加工は本当にしんどかったです。
大変大きな資本の会社の関係の方がが言われた。
私がおそらくは一作家なので
30年かけてコツコツ積み上げたノウハウを生かしきれないと思われたのだろうかなぁ。
どういうお話かよくわからない。
私には後継ぎがおりますし
修業に入っております。
木の素朴な歌を丁寧に作り込むなんてことは
お金儲けとは程遠い世界ですね。
例えば安価な木で似たような作品を何個かずつ
職人集団抱えて作り始めたり
レーザー技術駆使すれば
私のより繊細で正確で完璧なものができるでしょう。
けれどもそこに遊びはあるだろうか?
遊びというのは
音色を出すための微妙なゆらぎみたいなものを生み出すあるもの。
それは理屈でうまく説明できません。
私は子どもたちの為に
健やかに育ってほしいという祈りを込めて
それこそ下手くそで技術のない時からコツコツ作りました。
箱のおるごーるの方がコスパもいいし早くできますね。
乾燥材の高価なのを探し出して
幅が70センチも80センチもある大きな木を製材して
一枚板を仕込んでで響かせるとか
そんな贅沢な事をしている私は本当に
お金儲け度外視の世界なのかもしれません。
私のおるごーるは
それでも空間を清めてくれるような不思議な音色を響かせる為に
毎日毎日休みもせずコツコツなのです。
ゆのんのおるごーるは企業ではありません。
商品ではなくて
作品です。
デザイン提供とか提携はみんなお断りしています。
必ず違ったニュアンスになりますから。
子どもとおんなじ
一つ一つ違うし
木によって内部構造も変える。
一期一会の音色だから。
だから
もしも私のおるごーるに、興味ある
もしくは作りたいという方は
私の国東のアトリエまで来てほしいなあ。
損得なしに来てほしい。
見て触れてきいてほしいです。
名古屋のカノンも、国東も。
まずは一人で出かけてお会いして確かめた。
それで御縁は繋がるんです。
理屈じゃない何かがあります。
私はアトリエを継ぐ長男にも同じ命題を与えます。
手取り足取り教えるなんてことはしないですね。
そんな事をしても決して身につかないからです。
私もまだまだ進化の途中。
もっともっと表現を深めたい。
人にノウハウなんて偉そうなことは言えない。
黒檀の加工は本当にしんどかったです。
低音が別仕立てのように響く曲になりました。
内部構造が違うから。
時間ください。
私は独自の世界をコツコツ作り上げ
夢の世界にしてみせる。
心のなかにある相当数の作品を、この世に出さない限り私は死ぬにも死ねない。
ゆのんのおるごーるの小さな村をここに作りたい。
ひとつだけ言えること
情熱をずーっと持つこと。
何よりもおるごーるを愛していること
それができるのなら最高。
興味ある方は私の所に来てくれたらいいと想うんですね。
私は出し惜しみはしません。
木を選び、性質を知り、学び、
楽器嗜んだり耳を鍛えて。
電子音の世界から遠ざかり。
自然の音に耳を澄ませる。
幸せな気持ちでおるごーる作れますよね。
何よりも
私はまだまだ毎日学んでる。
毎日昨日よりも、昨日よりもって成長しようとしています