夢音(ゆのん)~風のおるごーる~ atelier JUNON

~想いをかたちにするために~
天然木を使った、オルゴール作家

お誘い

2023-01-14 14:53:03 | つれづれ
風のあとりえを作ったと知られた方々が

熊本に、とか色々お誘いくださるのですが

本当にありがたいことなんですが

私は今年はじっくり作品作りに向き合いたいので

新規であちこちというのは控えたいと想っています。

工房の整備しながら作品新作仕上げたり注文作品仕上げたりですので

なかなか新しい場所に伺うのは今は難しいです。

今年は。

来年以降落ち着きましたらまたスケジュール考えられたらと想っています。

今は本当に

工房の整備しながらの大変な状況下でしています。

義母が老健に入院していますが

末期の認知症と言われ今では動くこともできなくなっています。

凄まじい徘徊や下の世話の日々を想えば今は本当に助かっていますが

先生から電話でそろそろ覚悟をと言われました。

いろんなことを想いましたが

もう90越えてますので

覚悟しなくてはいけないのだなあと。

安易に延命措置はしませんよと言われています。

それは納得していますが。

義弟が昨年なくなりましたが

そのことが何にもわからなくてよかったなあと思っています。

先生は前に

人は枯れて行きますが

自然に近いとそんなに苦しい想いはされませんよと言われていました。

ちょうど嫁いだ頃

義母の母である大ばあちゃんが認知症で

よくお守りをしてましたが

24歳くらいの私に

小学生みたいに頭を撫でてくれて

氷砂糖くれる人でした。

最後は寝たきりで

お正月そばにいましたが

呼吸が段々と荒くなり

お医者様にもうそろそろですと言われ

最期を看取りました。

穏やかな枯れるような最期でした。

寝る向きを変えたり

床ずれ防止に色々してましたが

人も花が枯れるように亡くなるのだなあとその時想いました。

90越えておられましたから大往生でした。

その後

父、義父の介護と看取りがあり

義母の認知症が始まり

京都市内を縦横無尽に歩き回る凄まじい体力の徘徊を経験し

昨日は東山、今日は京都駅、という状態で

探し回るにも本当に大変でした。

グループホームに入ってからは面会に行くだけで随分楽になり

ようやく腰を据えて創作に身を入れ

とうとう老健に入り今に至ります。

最近母も頼りなくなり

しょっちゅう帰ってはいますが

妹たちもいるから大丈夫、心配しないでとは言われてますが

時々電話で話していると

胸がキュンと辛くなります。

何もかも背負うことなどできません。

わかっているのです。

母の別のことを私は背負っています。

できることを最近は嬉しく思うようになりました。

助けになることが何らかできるのは嬉しい事ですね。

なかなか自分に何か還元なんて余裕はできませんが

なるべく幸せに老いてほしいなあと祈っているのです。

母は甘えん坊で

私にいつもすごく色々甘えて頼んだり

時にめちゃくちゃ駄々こねるように言うことがあります。

父が優しかったからです。

父に頼り甘えた母は今は父がいないので私に甘えるのだなあと。

受け入れるのもなかなか大変ですが

心を広く持たなきゃなあといつも言い聞かせています。

私は産んでもらったお陰で

元気な身体でこの世に生み出して頂いたお陰で

このように創作できています。

人生ずっと大変だなあと想ってましたが

最近不思議なことに

この工房との出会いも奇跡みたいだなと想いましたが

奇跡のような出会いや奇跡のようないろんなことが次々起こります。

そしてまるで昔の私の環境からは考えられないような

え?そんな環境享受しても神様いいのですか?

ということが少しずつ少しずつ起こりだしています。

夕べも何だかそんな不思議なことに出会い

涙が出ました。

人生は本当に不思議ですね。

決して投げ出したり悲観したりしないで

何かしら努力してたら

そのうち

いつになるかはわかんないけど

いいことがたくさんたくさん訪れますね。

そんな光のような

柔らかな世界があるような希望。

決して華美なことや派手なことじゃなくて

穏やかに創作できる日々が訪れるなんて

こんな奇跡はないなあと

涙がいっぱいいっぱい出ました。



各地のいろんな皆さんからの優しさ。

応援。

お手紙。

あたたかいプレゼントや言葉や。

こんな幸せな事が人生後半に来ることは本当に奇跡ですね。

何度も絶望的になったり

諦めそうになったり

怒られてばかりだったり。

必死で

性格ネジ曲がりそうになったり
 ひがんだり嫉んだり。

いろんなことがあったけど

いろんな人のお陰で

お叱りやお励ましのお陰でここまでこれました。

本当に私はできた人間じゃないけど

弱虫だったり情けなかったりしたこともあるけど

諦めなかったことだけは

財産かもしれません。

これからも精一杯努力して励みたいなあと想います。

ありがとうございます。





激しい雨が久しぶりに降っていましたが

ようやくやんで来ました。

お外に出て身体伸ばして深呼吸してたら呼ぶ声が。

あら、お隣の女性。

今日は土曜日だからおられるのですね。

年代が私と同じくらいの方でお一人でおられます。

さて

何かなあと思ってたら駆け足で書類持って来られました。

お隣とはいえ、かなり離れてますしね。


「あのね、コープの個配頼んでるんですけど、一緒にしてもらえたらと思って。二人なら個配手数料払わなくて済むし。」

確かに。

でも普段はいますが私はたまにいませんが。

「大丈夫。その時は預かりますし、お休みしてもいいし。普通のときは逆に私が帰ってくるまで置いておいてもらえたら。」

お安い御用でーす。

画廊に行くときや帰るとき留守にするけど

他のときはほとんど工房にこもってますので。

何だか気安く声をかけてもらって嬉しいです。

いつも京都のコープで買ってるのをこちらでは買えないのかなぁと思ってましたから

これは助かりますね。(笑)

そんなに頼みませんが。というと

「それは私もです(笑)」

そうだなあ。お買い物なかなか行けないでしょうし。

でも

気安く皆さんしてくださるのはありがたいですね。

月曜日は地域振興課からインタビューに来られます。

何のインタビューかなぁ?

テレビはまだ予定が立ってません。

私がバタバタしてたからですけど。(笑)



2階にいい長机見つけて

天然木のいいの。

家主のきみちゃんに聞いたら

元々材木商されてたお家だったらしくて

おばあちゃんの、和裁と洋裁机だったらしいです。

立派です。

それにおるごーる乗せたいので

1階までえっちらおっちら運びました。

このみちゃんに手伝ってもらおうかと想いましたが

夕方階段は暗いので

明るいうちに1段づつ。

かくしておるごーる展示台1台確保。(笑)

良かったです。






コメント (2)
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