飛魚的日乗 (現代詩雑感)

詩のことを中心に書いていきます。

アニサキス休暇

2009-09-14 | Weblog
 本日はアニサキス休暇なり。
 一昨日、9月13日(土)、朝9時に築地の某寿司店で無謀にもアジ、サンマ、サバを食べた。而して腹痛。アニサキス休暇取得となった。北の海を疾走する鯨の夢を見ることができれば、本望なりとか・・・
 ここのところ、まったく余裕のない生活をしてきたが、図らずもアニサキスが時間をもたらしてくれた。(築地で買い物したり、寿司を食うのは家族サービスという労務行為です。もちろん、ボスは妻ですが・・・)
 
 アニサキスの病床でぼんやり西脇の全集を読んでいると、「蒲田の羅馬人」なる人が出てきた。これは誰のことか、考えてもわからぬくせに、考えてみた。で、やはりわからなかったが、ともあれ、文章の末尾近くに、「二人は少し酔ったので、障子を開けた。まだ葉のつかない枝の森がみえた。その向こうにお寺の屋根と工場の煙突がみえる。」とあるのを読んで、そうか、昔から、震災で移住させられた寺と京浜工業地帯町工場が蒲田の象徴的なタームなのかと思った。この文の入っている「風刺と喜劇」は、昭和23年の刊行なので、戦前の蒲田の風景だとおもうが。
 
 

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