飛魚的日乗 (現代詩雑感)

詩のことを中心に書いていきます。

VBSC

2005-08-08 | Weblog
 前から気になっていたヴェンダースのブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのDVDを観た。RyCooderが埋もれたキューバの演奏家たちを訪ねて実現した企画だ。何よりも感動したのは、メンバーの誰もが自然に音楽とともに生きていることだった。ほとんどが老境に達したメンバーだが、生き生きと演奏する姿がすばらしかった。
 それと、キューバ音楽が持っているリズムに魅せられた。「カンディーラ」などの曲は一度聴くと耳から離れない。それから、パーカッションについて、素人の方がいい音が出せる可能性があると言う話が面白かった。プロは音慣れしてしまうのだろうか。
 久しぶりにいい映画を観た。生きていることは素晴らしいことであり、人間は誰もが宝石なのだとすなおに感じられた。

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