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昨日は、住職の義兄の七回忌法要でした。
住職・坊守・長男の3名でお参りさせていただきました。
56歳の若さでお浄土へ還られた義兄です。
二十歳そこそこで新住職となった甥が立派に法要を勤めておられました。
現在27歳の若き住職です。
勤行・ご法話の後、
住職として挨拶をされました。
父は厳しい人でした。
こども心にそう思っていました。
朝、起床と共に、歯みがき洗面、すぐに勤行、
それから庫裏の廊下雑巾かけ、または境内の掃除
これをしないと、朝食は食べさせてもらえませんでした。
毎日、30分間の読書を課せられました
(土日は1時間でした)
日曜学校の時は、庫裏から直接本堂に行くのではなく
いったん勝手口から靴を履いて出て
近所から来る友達と同様に本堂正面から入りなさい!
と、言われていました。
子ども心に、いつも面倒くさいなぁ・・・と思いつつも
父の言うことを聞いていました。
でも、厳しいばかりの父ではなく、
子どもの喜ぶものを買ってくれたり、連れて行ってくれたりもしました
父が病に倒れる前に
「二十歳になったら、一緒にお酒を飲もう!」と、
嬉しそうな顔をして言っておりましたのに・・・
それも叶わぬまま逝ってしまいました。
厳しさの中にも優しさもたくさんもっている父でした。
今、こうして、私が住職として勤めさせていただけるのも
父の私に対する愛情、お育てがあったからこそ、と感謝しております。
今日は、皆さま、父との思い出を語りながら・・・
ごゆっくり過ごしてください。
お参りいただきありがとうございました。
ナンマンダブ、ナンマンダブ・・・・・・・