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取り消し一転採用も待ち受ける針のムシロ 日テレ女子アナ訴訟

2015-01-11 | 事件・ニュース
 東京・銀座のホステスのアルバイト歴を理由に日本テレビのアナウンサー職の内定を取り消されたのは不当として、東洋英和女学院大4年、笹崎里菜さん(22)が同社に地位確認を求めた訴訟は、和解の見通しとなった。7日の協議で、東京地裁が採用を前提とした和解案を提示する考えを明らかにし、日テレ側も応じる意向を示したという。悲劇の女子大生から一転、女子アナとしてデビューする公算となった背景に何があったのか。

 「私どもが望んでいる方向で協議が進んでいる。(笹崎さんが)女子アナとして歩んでいくことで一致している」

 原告側の緒方延泰弁護士は7日の和解協議後、報道陣にこう明かした。

 緒方氏によれば、地裁が近日中に採用を盛り込んだ和解案を提示し、双方が受け入れれば成立。笹崎さんの研修について詰めの協議中という。

 急転直下の展開だ。今月15日に第2回の期日が予定されていたが、それ以前に和解成立の可能性もある。日テレ側は「アナウンサーには高度な清廉性が求められる」などの争点について詳しい主張を明らかにしないまま、早期決着の見通しとなった。

 緒方氏は「懐の深い企業カルチャーを持っていると示せる良いチャンスととらえたのでは」と語ったが、関係者の間では、今回の騒動は日テレに分が悪すぎた、とみる向きが多い。

 芸能評論家の肥留間正明氏は「アナウンサーに清廉性を求めるなんて時代と逆行している。女子アナをタレント化させてきたのはテレビ局。日テレは堅いところもあったが、つい先日も、日テレ系の番組『解決!ナイナイアンサー』で、元女子アナの有賀さつきに『刑務所に入る覚悟で結婚した』と暴露させ、話題になった。言っていることとやっていることが矛盾している」と指摘する。

 晴れて女子アナとなることが濃厚となった笹崎さんにも厳しいエールを送る。

 「アナウンス部では針のむしろになるでしょう。まずは基本の読みをしっかり学んで、報道に対応できるようにならなくてはならない。ホステスのアルバイト歴はいい経験になるのではないか」(肥留間氏)。笹崎さんの“初鳴き”(生放送第一声)は無事くるのか。

 どうなるんでしょうか?


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