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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

かんばん方式への社員の参加は、残業代は不要なのか?

2008-03-01 16:47:35 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
1 かんばん方式の欺瞞
 (1) トヨタ関連企業の管理職とされ、突然死した社員の遺族が労災死を認定してほしいとの「労災認定」裁判で150時間の残業が労災死の原因と原告側が主張。会社側はそのうちの100時間は、業務終了後のかんばん方式のための打ち合わせは、会社の業務とは関係がなく、任意参加であり残業代が未払いであったことが結びついて、同時に浮かび上がる。管理職としての役割と、未払い請求と、本来150時間もの残業代を払うべきところ、50時間分しか支払われておらず、またそれゆえに「労災」ではないとの主張か。
 ある面で、マクドナルド等では、店長への残業代未払い、そしてそれが企業の大きな収益源であることが日本の裁判所で認定される方向が出てきています。
 でも、かんばん方式の勉強会が、任意参加だから支払われないという事は、かなり問題だと考えられます。「トヨタのかんばん方式」の背景には、このような背景もあるという認識が必要そうです。
   

トヨタ自動車の混迷がすこし感じられだしています。

2007-09-15 12:41:25 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2007-9-15
 最近のトヨタ車のデザインセンスは感心できせん。どうなってしまったのでしょうかと問いたいくらいです。ある面ではデザイン以前の如く感じます
 最新のイストもひどい。ひとまわり大きくして、前歴のイストはデザインも、品質も、取り回しも良かったのに。なぜこうなってしまったのでしょうか
 
 
 これからは勝手な推測です。発言の責任は問わないでください
1 アメリカトヨタの代表者が、突然クライスラーにヘッドハンティングされた
 なにがあったのでしょうか。
この影響は今後格段に大きくなると思われます。サイオンがからんでいるのでしょうか
 クライスラーは、メルセデスのくびきがはずれて、経営者もとても張り切っているようです。でも小型車開発が遅れています。  

2 アメリカ、サイオンの販売ルートが問題を抱えたか?
サイオンの主力販売機種 "BB”に何か変調をきたして販売に課題があるのでしょうか。
 その製造ラインを生かすために、国内新製品をBB対応のプラットフオームを使った派生製品に振り当てた。イストもその一連のひとつなのか?との疑問です
カローラ系統だって、どうも1車種が割り当てられたごとく、変なデザインの車
が、新発売になるようです。
 アメリカンスタイルでむんむんする、BBタイプの、しかも一回り大きい車が、日本国内で大量に売れるとは信じ難く、トヨタのデザイン、販売戦略がおかしくなる前兆ではと、言わざるを得ません


3 トヨタのセダンは、白物家電、そのものに感じてしまいます
 ロマンも、サプライズもなにも感じ取れないとの意見がとてもひろがっています。相変わらず日本の所得階層別に、少しづつ作りを変えた、セダンを販売中。
 いま問題の格差社会を体現させる仕組みの販売方法で、イメージはよくありません。はじめはカローラ、そして最後はクラウンでしたが、最近はレクサスという事でしょうか
 トヨタの製造方式の"かんばん方式"はすばらしいですが、生真面目だけではほかの国では売れても、トヨタのブランドだけの力だけでは、ともかく日本では、商品価値が喜びを運んでくれなければ、飽きてしまいます。
 そのなかで、きまじめに、BB系統の車種を、次々にまじめに売り出すことにとても違和感があるということだとおもいます。

4 このままトヨタの販売シエアが伸長すると、どうなるのでしょうか
 結果として、自動車に魅力を感じることが減って、ますますうれなくなりそうです。トヨタのフアンで理解者のつもりですが、よく分からなくなってきたというところが、その生真面目さが怖いというか
 白物家電では松下幸之助の「家電品水道理論」というのがありました。
 いま、自動車台数自体が過剰なのだということ。
 若者たちが、自動車を買えるほどの所得を得ることがとてもむづかしい時代になってしまった。
 そして、しっかりと固定客を抱えているはずの車種と車名がどんどん解消され、あらたなブランドにかわってきています。
 売り方に物語と歴史的な継続性を考えたほうが、そろそろ良いかとも
 
5 これだけ、売るためだけの目的で、歴史があって、顧客の生活を刻んだ生き様を体現するべき車名と、イメージまでも、私どもみて安直に、売らんかなの製品で簡単に変えてしまう。
 車歴あるブランドを簡単に壊してしまあう会社ですから、これからは要注意なのかもしれません


 




 

最新の情報から 日産自動車の動向に注目。インパクトがあります

2007-09-15 11:57:00 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2007-9-15
1 日産自動車が国内市場でも、とても元気を回復してきたように見えます。
 デュアリスやX-トレイルの好評も目立ち、しかもとても売れているようです。
 この秋に発表されますGT-Rも、スカイライン-クーペも完成度が格段に高くなって、これからの日産の企業としての力量がしっかりと判定できそうです
 なによりもエンジン系や足回りが実にしっかりと固まったと見ます。
GT-Rを完成させることで構築された基礎技術はとても重要です。

2 かっての直6エンジンののGT-Rから、いまのプラットフオーム+V6への技術移行は大変だったと思います。VQエンジン系(日産にはこれしかない!)の成熟も見事です。
 車には何といってもロマンが欠かせません。実験的なラシーンから、x-トレイルが生み出され、いま、最も市場価値の高い分野をしっかりと掴んだとみます
 これからの製品構築が楽しみです

3 余談ですが、ブルーバードシルフィには、現状女性向きに振りすぎていると考えています。そのわりにはとても良い売れ方だと思いますが
 そこで、プリメーラも欠版となっている現在、
ぜひとも"ブルーバードSSS"相当の年寄り向きのスポーツタイプを至急検討いただけませんか。男性市場の復活につながるとおもわれます。販売上乗せは月間1,000台程度だと思われますが
 足回りやエンジン強化が欠かせないでしょうが、ラシーンのごとく次世代に何が生み出されるかわからない車でも良いと思います。日産らしい元気のよいセダン開発を目指してください。白物家電的なセダンは徹底してあきられています
 (1) デイーゼル搭載でも面白いと思います。
 (2) 内装に徹底的にこだわってください。(SSSとしてのスタンスで)








これから欲しいもの。 自動車には夢を託せるなら軽キャンピングカー?

2007-08-14 16:25:14 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 2007/8/14

いま、真に欲しいもの。この年になって感じることから
1 軽自動車ベースのキャンピングカー 将来はもし実現するとしたら、もちろん電気自動車をベースにした、しかも価格が200万円程度のもの。 
 軽自動車をベースにしたキャンピングカーは国内でも売れ出しているとのレポートをTVで見て、これだと膝を打ちました。
 これで全国を、妻と2人で道の駅をねぐらにしてあちこちと費用をかけずに、ぶらぶらと旅行してみたい。

2 車はさんざ乗りましたからもういいです。代わりにかっての都電のごとく路面を走る電車を、都内でも再度走らせてもらいたい。
 バスはいただけません。乗り心地が悪く、しかも運行時間がとても不正確です。
 モノレールは都心の景観を壊します。また設備費用もとても高いと聞いています。
 地下鉄は、特に年をとると、深く潜るための階段が苦痛です。年寄りにはとてもつらい乗り物です。でもおかげで都心部では車の必要性はほとんどありません。

3 欲しいもの
 水をたっぷりと張られた田んぼ 生き物をどんどん生み出してくれます。水を張ると、年間での管理コストは最低で済みます。いろいろと問題がありますが、最も環境保全に貢献できる農法です


自動車が売れなくなって3年以上。白物家電のたどった二の舞か

2007-08-14 16:21:48 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 ここ数年の自動車の国内販売の低迷は、とても深刻です。
まず、あきらかに自動車は台数的に飽和しています。
 ついで、都会地、特に東京圏では利用価値がどんどん落ち込んでいませんか。
さらに各種の税金支払や高速料金の高さ、駐車場の不足など、自動車を所有することのコストに耐え切れなくなってきています。特に若者が。そこへガソリンの高騰もあります。
 自動車の所有はステータスにはなりにくく、厄介な問題を引き起こすネガテイブな商品というイメージも広がっています。どうしても必要としても軽自動車。
 自動車がもたらす諸問題は、市民生活では投資対効果がどんどん落ち込む、しかも地球温暖化等にもよる、抱え切れない構造的な問題になってきています。

 それもこれもあって、いま売れるのは軽自動車や小型車ばかりという状況に陥ってしまっているようです。
 白物家電と同じで、ある年数まで売れない状態が続くと思います。
トヨタの戦略は売れないから焦って、これでもかこれでもかと、新製品・新分野を
目指しますが、しょせん自動車屋の考える範疇であって、市民が欲しいと考えるであるとの先取りばかりを行って、どんどん欲求をつぶしてくれているという感じでしょうか。市民は逆に、欲しいものが何なのかわからなくされている感じです。

 その点で、日産の再生を願っています。GT-Rへのこだわりは半端ではないし、スポーツ性への突っ込みも見事。カルロスゴーンの影響から少し距離がおかれて、面白いものをどんどん出していけば、自ずから。
 ゴーン氏のハイブリットは部品でよい‥‥は、これから正解かもしれません。
でもそれは電気自動車を前提にしたことで。

 2050年、地球温暖化対策で、日本は電気自動車の普及と原子力エネルギーと、
膨大な世界有数の資源である水田の再活性化と、森林の保全力によって、乗り切れるかもしれません。

電気自動車のこれから、このパラドックスが凄い

2007-08-14 15:47:55 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 三菱自動車㈱製の電気自動車が09年度にも販売開始かと言われています。何が凄いと言って160km程度の走行距離が可能で、家庭内での100v、8時間での電気料金が30円程度。で走行費用がほぼタダに近くなるということでしょう。家庭用の電源で充電OKということは、どこでも制限できない状況で充電使用できるということ。
 性能は複数の評論家曰く、まったく問題がなく、ガソリン車よりもはるかに良い
 今のガソリンスタンドなど石油系での膨大なインフラが不要になりかねません。それはまるでパソコンのGoogleやYafooみたいな利用料無償のパブリック製品の一つになりかねません。実はここが最も大きな問題点だと言われています。
 ハイブリットによる節電ならぬ節油レベルでは、とても太刀打ちできない、革新的な社会変革をもたらします。
 これからの地球温暖化対策の切り札は、この電気自動車の普及(大歓迎)と原子力発電なのかもしれません。水素燃料は自動車というより、各家庭に据え付ける
装置として広がるかもしれません。

 トヨタ自動車が、ハイブリットのプリウスに電気の充電機能を付加するとの話ですが、三菱の電気自動車の1/10以下しか充電しても走れない仕組みだそうです。
 基本的に2つの動力源は不要だと考えられますので、電気自動車への布石では
現状、圧倒的に三菱自動車側に軍配があがります。
 でも、販売開始できるかは、現在のインフラをどうするのか。ガソリン不要なことやアナログのモータ系統ををどうするのか、何よりも石油産業をはじめ業界の決定的な再編成を伴う事態を招くでしょうから、戦略的にどうなるのかが不安です。
 電池でもリチウム電池のでき具合でしょうから、電気自動車で決定的に先行する三菱自動車だけでなく、リチウム技術等の技術開発能力で、先行しているとされる日産自動車等にも再度のチャンスがおとづれるかもしれません。
 かねてから2つの動力源を必要とするハイブリット技術は、水素あるいは電気自動車へのつなぎにすぎないとの意見とのことです。
 
 とても楽しみが増えてきています
 
 

トヨタ自動車のハイブリット戦略に関して疑問があります

2007-05-18 18:08:22 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2007-5-18
 トヨタ自動車が、全世界への自動車製造企業として、かってない規模で事業展開を進め、既に世界一であると言われ出してかなり時間が経過しています。
 今の時点で、実質的に自動車産業に関して世界一の企業に成長したことはすばらしく、さすがとしか言えません。
 本年度実質的な売上高が22兆円、営業利益が2兆円を突破しています。

 このトヨタ自動車の業務展開で一つ大変気になることが生じていると考えています。それはハイブリット戦略そのものです。

 たしかにハイブリット戦略は、環境に配慮したものつくりのあり方として、燃料や排出物を限界にまで減らしてきているという主張は良く分かります。
 しかし、良く観察すると、トヨタのハイブリット戦略は、値段の高い高級乗用車やRV系統の車を売るための戦略とした位置付けされていませんか。
 そこがひとつのポイントです。
 本来、燃料削減を図るのであれば台数が圧倒的に多い小型車や軽自動車の燃料消費絶対量を減らすための道具であるべきではないでしょうか?
 少数の高級車の燃費を減らしても、地球環境を守る上での貢献度は期待出来ないのではないでしょうか
 
 さらに問題なのは、トヨタ自動車のハイブリット戦略に巻き込まれてしまって、本来の究極の燃料である「水素」系の自動車の開発が、軒並みに遅れてしまっているように見えるのですが、如何でしょうか。
 当然、各種の水素燃料関連のインフラも遅れます

 肝心の「水素燃料」等による真の「温暖化対策」へのマイナスの影響が心配されませんか。
 そこに、この前のBROGで記載しました画期的な三菱 i-MiEV「電気自動車」の販売開始に対して、陰に陽に影響が及ぶのではないかと心配しているわけです。
 この電気自動車の分野こそが日本の「温暖化対策」の切り札になると確信出来るだけに、心配なわけです。


 




三菱自動車の画期的電機自動車 i-MiEVの凄さと革命的な事態

2007-05-18 17:48:42 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2007-5-18
 今週のベストカー6.10日号p62-64Pageの記事。テリー伊藤氏の報告では感激しました。と同時に、どうなるのかと深刻な不安を感じております。
 内容は、公道を走れる電気自動車(正に真の)の試乗記事なのですが、読むほどに驚きの内容です。現状で家庭用電源12時間充電(備えつけの急速充電で20分)で150km走行可能。100km以上のスピード可能(2年後販売開始予定時点で200km-8時間)
とのことです。三菱のiという軽自動車をそのまま利用出来るので、現時点で商品化ほぼ完了とのこと。
 革新性は、まず充電コストが家庭電源で1日30円程度で済むことです。走りはテリー伊藤氏は、走りが最高で、どのハイブリットよりも良いとの評価を下しています。当方も、これなら今から予約を入れておきたい気分です。

 でも、不安です。とても環境に良く、燃費が1日30円でしかも200KMも走れて
値段も200万円以下とは凄すぎて、いまの日本の産業政策上から販売までに、各種の横やりが入らなければよいがなとの部分があるからです。

 本当にこれだけの車が200万円以下の値段で、国内で販売が開始されますと、車市場、特にハイブリット自動車の市場に、あまりに影響が大きすぎて、期待半分心配半分という気持です。障害をうまく乗り越えて国民の立場でしっかりと販売供給をお願いしたいところです。
 エンジンが電機モーターとなるわけですから、背後に強力な電機メーカーとの提携が必要でしょうし、どうして三菱だけが個々まで造り得たのか、あるいは発表出来るのかが疑問となってきます。




カルロスゴーンの目指す先と日産自動車のこれから

2007-05-04 19:46:03 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2007-5-4
 日産自動車のカルロスゴーンと、彼のコミットメント旋風は、ここ数年の産業界の話題の中心軸の一つでした。ところがコミットメントの先延ばしが判明し、評価が落ちています。当方も関心をもって経過を見守っています。
 でも2007-5に入って、彼の最大の関心事の中心が全世界で30万円台で売り出せるグローバルカーの開発にあると聞いて、おやと思っています。ルノーは韓国で独自に、インドでは日産と組んで大規模な工場設立投資を行っています。そこでの製造品が、ルノーのロガン(今は80万円台)を発展させて?30万円台で売るための車だろうと理解します。
 ここで分からないのは日産の戦略です。現在5車種ものOEM購入で軽自動車群を販売しています。その結果業績の下支えにはなっても、本社のCセグメントプラットフオームを使う、マーチやキューブなどの小型車群の大きなダメージです。減産→社員のリストラにまで発展してきています。OEMはつなぎで市場を失わないため、本命は軽自動車クラスのプラットフオームを開発して、一気に販売開始を狙うのでしょうか。ルノーの30万円台の製品をベースにして軽自動車を開発するのでしょうか。どなたか教えて下さい。
 ここの部分がルノーと日産の業務分担分けでよく見えないところです
 日産は、スカイラインシリーズは50周年を迎え、米国のインフイニテイブランドで、ドイツのBMW3シリーズと複数の製品群で真っ向対立の路線がはっきりしてきました。結構行けると言われていますし、その意見に同感です。
 結構しっかりと土俵際で残しました。問題のVQ系のエンジンもガサツキ感も解消しやっと独り立ち出来るようになったと、多数の自動車評論家が報告しています。 でもCセグメントでのエンジンや足廻りは、まだまだ評価が割れています。
 また、同時に出す新車が欧米系ばかりで、国内向けがとても手薄です。
 でも、2010年を目指した多面的な総合開発が軌道に乗ってきたとの感じもします。トヨタのハイブリット戦略も、製品価格の高止まりとディーゼルの高性能化でやや陰りが見えてきたとの報告もあります。2010年に向かうグローバリズム化した自動車産業の動向は日産、ルノーの戦略を介して目が離せないと思います。
 もしかしたら、BMWの路線が戦略でトヨタとの差別化を図るのかも。同時に30万円台のグローバルカー戦略展開ですか?

 最後に、現在の日本は自動車産業が最盛期ですが、5年後は分かりません。
輸出産業のトップが自動車から、コンテンツ産業へと移行するとの話しが本格化しています。
 コンテンツ産業は、自動車産業とは対極的な世界です。こちらの高度成長開始はこれから始まります。その為の基礎環境の再構築がこれからの課題となります。 

自動車と日本の環境とどちらがより大切なのか

2007-05-04 14:14:21 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2007-5-4
 トヨタのカンバン方式の良いところは、生業(なりわい)で成立する家族的な製造現場を擬似的に現場に創り出す技術とも考えられます。
 24時間、365日現場に張り付き業務の改善方法を参加者と一緒になって考えていく、そのプロセスを人間的に支えていく仕組み、命令されるのではなく自発的に自立的に改善策を考えていくことを期待された作業現場と言う図式かと思います。
 この考え方が、製造現場ではともかく、サービ産業の現場でも通用する可は分かりません
 でも、今での日本ではトヨタで代表される生産管理方式による、輸出産業を特別視する考え方と、量的な拡大がもたらす収益性無限向上論(?)の蔓延があります。

 ところが、すでに日本の国民の多くは、自動車そのものにあまり高い価値観を感じてはいないのでしょうか。特に若者に顕著に感じ取れます

 類似した件としては、家電があります。
松下幸之助が家電品を販売するのに”水道理論”と言う考え方があります、いや、ありました。国民にTVや、冷蔵庫、洗濯機、電気釜等を3種の神器と呼ばれた時代に、水道のようにあまねく各家庭に届けることが義務なのだと言う考え方です。
 車も同じように、国民が買えるという事に価値があるという時代はとっくに終わっています。
 従って、これからも自動車全般への国民の関心の低下によって、自動車メーカーは国内販売にいままで以上に苦戦をすることになるでしょう。

 でも、現在、単純に言えば、外国へ自動車を輸出したら、その輸出先から何かを買わなければ、資金回転が循環した形にならない限り、永続的な輸出が継続でき、販売が出来なくなりかねません。結果として資金回収も困難になる事態も、そこで
 その国には積極的には車は売れないことになります。そこで見返りとして輸出先の農産物を関税を意図的に下げたりして国内にどんどん輸入をさせよという動きが生じます。

 木材輸入があり、農産物輸入がきちんと成立出来るように、国内の農業家に反対運動をさせないようにすることが大事となります。



日本の自動車産業は、税収入等で国への貢献度は抜群です。

2007-05-04 12:43:23 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2007-5-4
 日本国内での新車の販売は、低迷を極めています。この4月の新車登録では、好調とされている軽自動車も含めて全てが前年割れとなっています。
 しかも、国民は車を徹底して使い尽くす形で使い回すか、車庫に入れっぱなしで殆ど利用しない状態のいずれかです。
 新たに新車を買いません。買うことにステータスが無くなってしまった感じです。買うとしても軽自動車ばかり。なぜ、すばらしい車を国民は買わないのか。
 そこにはなにか日本の女性が子供をたくさん産まなくなった少子化現象とも通じる、とても似た感じの部分があります。
 当方も都会地(東京都文京区)に住んで、いままで10年間使ってきた乗用車を廃車にしました。それから1年。殆ど困ったことがありません。やれやれです。今までの月間費用がまるまる浮いて助かっています。考えてみたらタクシーにも殆ど乗りません。必要ないし、歩くことで体調もとても軽快です。
 なぜ、やめることにしたか、警察庁からの駐車違反の民間委託で「即時駐車違反」にするとの方針が決まった当日に、廃車を決めたわけです。ひとこと。行政の無関心振りに反発もあります
 自動車くらい目に見えて、手間のかかる支払先の多い物品はありません。何処に行くにもかっての関所ではないが、半端ではない通行税(高速料金など)をむしり取られる仕組みがありました。あらゆる箇所から税を取りあげる仕組みの極地です
 
 この仕組みが、国民にずっしりときていて、好ましくないことは明白です。
 同時に、かっての松下幸之助の掲げた、"水道理論"ではないが、家電品は水道と同じであることが国民の生活を楽にして幸せにしてくれる物品なのだ という考え方に似て、自動車こそ国民全体が享受できる幸せの元、という言葉に踊らされなくなっただけかも知れません。
 
 自動車を持つことは、知らないうちに多額の税金を支払う(これを見えない税金という)最大の仕組みなのでしょう
 それもあって、今の若者もともかく、車にロマンも喜びをも見いだせない世代が生まれつつあると認識すべきかも知れません
 買い物や、子どものために、農業の仕事上、しょうがないから最低限の軽自動車を買う。個人個人がゲタの変わりに買う。
 とっくにその様な時代に入っているとしか言いようがありません。

 自動車にどれだけの価値が見いだせるのでしょうか。再考が必要かと考えます。
もっと重要な事は、景観を保全し、環境を守り、安心・安全な食を保証する国内の農業ではありませんか。
 
 自動車の輸出を優先したいがために、瀕死の状態に落ちいている日本の農業を、農産物を保護することの方が、より重要か事と考えますが如何でしょうか。
 FTPの2国間協議では必ず農産物の輸入自由化が議題となってしまいます。
 最近は、韓国が米国とのFTPを成立させたことで、日本も速く応じないと自動車の輸出で後れを取ってしまうとの産業界からの意見が新聞紙面で盛んです

脈々と流れる行動原理 生産方式の変革が シリーズ(6)

2005-07-11 03:10:24 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 トヨタのカンバン方式で代表されるものつくりを通じた、人の全人格をも支配するほどの考え方は、1種の新興宗教に近いかも知れません。
 その価値観の背景には間違いなく、国民総生産(GDP)としてのものの考え方があると感じています。
 この考え方は行き過ぎると、とてもおかしな世界にはいることを報告しました(2)で。
 それに対して国民総快適(エンジョイのE)指数GEP(幸せ指数共言う)を提唱したのがガルブレイス氏でした。
 お金はほどほどあればよい、多すぎると、少なすぎることよりも不幸を招きやすいと言う人もいます
 
 いま、生物生産方法による新しい産業(バイオマスと呼ばれる)が勃興をはじめるところでしょう。生き物が生き物を管理する原理から、何よりも現場での観察が大切で、ものつくりを化学的に行うのではなく、生き物との協働によってものつくりを進める事が、大切なのでしょう。

 ふゆみずたんぼによる米作りは、まさにその一里塚だと確信しています。


 

脈々と流れる行動原理 生産方式の変革が シリーズ(8)

2005-07-11 02:56:16 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 トヨタのカンバン方式が、これからも永続性を持って語られるかは分かりません。
しかし化学的な、人が化学的に創り出した価値を組み立てて、車を作る。化石燃料を主体に走る、止まる。
 しかし、これからは生物が生物を駆使して生物生産システムが主流になっていくでしょう。俗に言うバイオマスの世界です。でも、現状のごとく有限な資源に依存したまま、中国やインドが膨張しだしたら、化石燃料もあっという間になくなりかねません。従ってバイオマス化は必須なのでしょう。

 いままで、
 狩猟採集文化 → 農耕文化 → 化学的生産管理の世界 → 生物的生産管理の世界へ
                (人が化学技術で全てをコントロール) 

生物的生産管理の世界へ(バイオマス) 
 人の仕事は、生物間での関連性をコントロールしながら、ものつくりに邁進させる理論作りが大切となって行くでしょう。私どもの会 日本雁を保護する会が提唱している「ふゆみずたんぼ」水田は、万博「愛・地球」で、環境に貢献する世界に技術100選に入賞しました。
 まさにふゆみずたんぼでは無肥料・無農薬で立派なお米が作れます。それでもユスリカ・イトミミズ等の活躍で、栄養過多となりかねません。一切化学的な農薬等を使いませんので、真の有機です

脈々と流れる行動原理 トヨタ車の真面目さが面白みとつまらなさを シリーズ(7)

2005-07-11 02:26:44 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 トヨタが製品計画でも謙虚さを失わないで、他社の良い製品グループを、そのままマネタとしても、トヨタのきまじめさで、顧客は評価します。そう言うものです。
 特に豊田本社の製品群よりも、傍流や関連先で独自開発された製品群の「面白さ、エスプリ、デザイン感覚」がすごいわけで、それで売れているのでしょう。
 豊田本社の製品は、この2,3日の新聞PRを見れば歴然、クラウンにマークX。どう見ても面白くもおかしくもない製品ばかり。売れにくいからPRを重ねる。その様な流れに落ちこんでいる焦りが、そのまま表に出てきているように見えますが、如何でしょうか。
 傍流の会社こそ、ヒットする、売れ続けている車が多いのは不思議でも何でもありません。本社がマンネリ化して、特に開発部門が何を作っていいかが分からなくなってきている証しと感じられて仕方がありません。
 その最たるものが、「カローラ」グループ(?)でしょう。ありとあらゆる分野の車をカローラと称して、シエアno.1だと主張する、その意味がプライドにあるとしたら、おかしい。みな分かっていて、にこにこしているわけでもないでしょう。どこか信用しきれないと感じる証しがあるとしたら、このカローラグループのおかしさにこだわる経営陣の考え方に疑問のありかたが凝縮されます。

 

脈々と流れる行動原理 トヨタの総取戦略と世界1になる決意 シリーズ(5)

2005-07-11 02:10:05 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
 トヨタのカンバン方式による生産管理システムの凄さや人間教育の、そのものつくりに取り組む真摯な姿勢が、現在のトヨタを創り出したソースでしょう。
 でもここで、いままでのトヨタ方式は、マネタ方式と呼ばれるくらい、ほかの会社の創意工夫を、それ以上の情熱で分析・解析して自社の固有のものにしてきた経過が読み取れます。
 それを承知しての謙虚さがあるうちは問題がありません。と見る人もいます。
 しかし、それが慢心してしまうと、
 この半年前、トヨタの会長が堂々と、自社が世界一になると宣言をしてしまいました。やってくれたなと思うまもなくGMの経営不振が飛びだし、フオードもということで、米国で自社の販売品目の値上げを率先したはじめたり、火消しに躍起となっています。
 国内も強過ぎて、総取のトヨタと揶揄されだしています。注意すべきです。
 それ以上に、トヨタのカンバン方式ではじまる生産管理手法が、万病に効く頓服、みたいに考え出されて、各方面で勉強会で引っ張りだこだとの現象も。
 組織自体が、ひとつ思いこむと、周りが批判的に評価してくれているうちは、間違いも少ないのですが、ちやほやされだすと、後から考えると実はその時点こそがピークであったりします。