とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:家族と家庭

2023-09-25 11:59:00 | 日記
家族と家庭の違い

「家族」と「家庭」との違いは何でしょうね。講座の中で「家族の中に問題はありませんか?」と問いかけたら、「問題はありません。家族は居ます」と返ってきました。ただ、この受講生は家族関係で問題を抱えていて、自分を殺して、相手に合わせて生きてきた方でした。そこで「家庭はありますか」と、問いかけたら「家庭って何ですか?家族と家庭は一緒でしょ」と返ってきました。ある意味で一緒ですが、また違うものでもあります。

家族構成員

「家族構成員」とは凄い言い方ですが、「家族を構成しているメンバー」のことで、お父さん、お母さん、兄弟姉妹、祖父母を指します。いわゆる「家族」です。各家族構成員がその役割を果たすことにより家族として成り立ちます。お父さんはお父さんの役割、お母さんはお母さんの役割、子供は子供の役割、祖父母は祖父母の役割が大事です。誰かが独りでも役割を果たさなければ、その家族に問題が出てきます。悩みを抱えたクライエントが生まれてきます。でも、問題が発生しても、家族は元の健康な家族に戻す力もあります。これが「家族」です。

家庭

「家庭」とは、家族を受け入れる器であります。いわゆる家族の居場所であり、「心の居場所」です。この器がなければ「家族」は収まりがつきません。家族が宙に浮いた状態で、安定がしません。誰かが悩んだり困ったときに、しっかりと受け止めてくれる存在が必要です。それは「親」です。親がしっかりと地に足をつけた状態で構えてくれている状態なので、子供達は安心して家庭でくつろげます。この「受け止められる安心感」がある器「心の居場所」を創り出すのが親の役目です。家庭には家族各自の居場所があります。その居場所に収まらないと居心地が悪いのです。「家族」が安心して暮らせる居場所が「家庭」です。






心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:自信を持つ・ゲシュタルト療法

2023-09-19 11:59:00 | 日記
自信

自分自身に「自信」を持てるかどうか?簡単そうで非常に難しいテーマです。でも、本当は簡単なのですよ。自分自身が自分を認めれば良いだけですから。処が、私達はこの自信を「他者評価」で確認をする癖があります。他人の評価により、自分に自信が有るか無いかをを決めています。あまりにも他人の顔色を見て、他人にとって好かれる人を目指しその結果、他人から評価をされ、そのことで自分の自信にしています。何処かおかしくないですか?自分自身の事なのに、他人の評価に任すのは!結果、自分らしく生きる事を、本当の自信を持てなくなっています。


自己主張

自信が無い故に「自己主張」も出来なくなります。何処かで、自信の持てる私(認められる私)と自信の持てない私(認められない私)が顔を出してきます。(私達の表現ではI'm OKとI'm not OKです。)幼い時に、充分に認められ、誉められていればこんな事は少ないのですが、体験が少ないので自分に対して自信が持てず、すぐに諦めてしまいます。又、その自分にがっかりしてどんどんマイナスイメージしか持てなくなります。失敗を恐れ、評価を恐れ、嫌われないように、無難に熟そうと無意識に行動をします。処で、誰の評価を気にしているのでしょうか?誰かの顔が思い浮かびませんか?その人の評価が、自分への絶対評価になっています。それは「親」です。親の評価により良い悪いを、自信がある無いを決めています。

ゲシュタルト療法

親の評価に惑わされない自分作りが自信に繋がります。自分を否定的に見ている間は何も変わりません。先ずは、「そんなダメな自分も、今の自分なんだ。」を言う事を認めて欲しいのです。自分自身に「良いも悪いも無い。それが今の自分なのだ。」そして今の自分が好きかと問いかけ、嫌なら好きな自分に変わることを目指しましょう。「今、ここに」自分を見つめどのように生きるかを感じ取ってください。良いも悪いも含めて、私なのです。悪いところだけを取り除いていってもムダです。良いところだけが残ったはずなのに、何故かその中から又嫌な自分が見えてきます。こんな繰り返しよりも、「すべてが私。良いも悪いも無い」と言えるよに!






【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:変りたい者だけが変る】

2023-09-11 11:59:00 | 日記
変りたいの?

カウンセリングに来る人は皆変りたい一心で来られます。間違い無しに。でも、本当に変りたいのでしょうか?心のどこかで、「私を変えて!幸せに変えて」と叫んでいる人が居ます。他力本願で人生を生きてきた証でもあります。これでは、何も変りません。幾らカウンセリングを受けても、本人が変りたいという強い意志を持っていなければ、自分自身の人生を変えることは出来ません。「変りたい者だけが変る」のです。

変りたい

「変りたい」の言葉には何処か、他力本願の匂いがします。「変りたい。でも!」と思いが続きます。こころの片隅の中に言い訳が付いてきます。必ず、変われない理由付け、言い訳のメッセージを発信します。変化を起こさないために。変化を起こすと言う事は、行動を起こすことになります。行動を起こせば、失敗することもあります。その時に周りの評価を気にしているからです。嫌われたくない、悪い子になってはいけない、親から怒られる事をしてはいけない・・・等々。失敗を恐れて、あまりにも他者評価を気にし過ぎます。

変る

変る者だけが変るのです。変る人は、変る為の理由付けはしません。行動を起こします。行動を起こすからこそ、その結果が付いてきます。その結果に責任をとります。例え、思うように結果が出なくても、時には失敗をしても、その結果に責任をとります。失敗の経験を活かし、成功体験に結びつけます。だって、今の人生が、対人関係が、環境が嫌だからこそ変るのです。その環境に居ること事態が嫌なのだから「変る」のです。行動を起こす為の理由付けはしますけれどね!カウンセラーはそのお手伝いをするだけです。






心理カウンセラーになるために】第33回:カウンセリングの段階

2023-09-04 11:59:00 | 日記
悩む人

カウンセリングに来る人:悩む人は弱い人と思われがちですが、決してそんなことはありません。自分自身に正直な勇気のある人なのです。逆にカウンセリングに否定的な人ほど弱く勇気の無い人なのです。人は必ず悩みを持っています。悩みを認めない人達は、現実から逃避をしているだけです。悩みを知れば苦しいから、他のことに託けて先送りをしているだけです。悩みに気付かない振りをすれば誤魔化しがつきます。時には他人のせいにして悩みを見ないようにしているだけです。本当は、悩みがあるからこそ、その問題点をクリアすることにより成長があります。



心理学者:ジェームス・プロチェスカの理論で、5段階に分かれて悩みをクリアすると考えています。第1ステージ「無関心期」この段階は悩み問題点があっても気付いていない段階です。ある意味で幸せかもしれませんが、悩みの地雷を踏んでいるような状態です。何時爆発するか全く気付いていない段階です。このステージではカウンセリングに来ません。問題点に関心が無いのですから。そして第2ステージ「関心期」です。ここでようやく対人関係で問題が起こり、悩みが生まれます。自分自身の悩みが無意識の世界から意識化された状態です。このステージで問題解決意識に目覚めた人達がカウンセリングに訪れます。一番苦しい時期でもあります。

第3ステージ「準備期」

ここからカウンセリングが始まります。何故、トラブルが生まれたのか?何処に原因があるのか?どの様にすればクリアできるのか?謎を解く作業に入りますが、でもこれは表層の悩みです。現在のトラブルを起こしている根本的な原因を探しだしクリアしなければ、同じ悩みを繰り返します。クライエントも気付いていない「心の奥の叫び」に気付かなければ解決はできません。クライエントが心の奥底の無意識の世界に封印していますので時間の掛かる作業です。やがて謎が解けて第4ステージ「実行期」に入ります。カウンセリングで悩みのカラクリを見つけ謎を解きをしても、日常生活で実践をしない限り、現実は何にも変りません。実践行動して変るのです。悩みのトンネルを抜け出し時が来たのです。

第5ステージ「継続期」

実行期で行動を変え希望が見えてきますが、これを維持しなければなりません。自分らしく生きる「癖付け」が必要です。悪い行動パターンが癖付いていますから、気を緩めると元の木阿弥になります。自転車の練習と同じです。初めは乗れなくても、練習を重ねると自転車に乗れるようになります。でも、その後、繰り返し練習して身体で覚えないと直ぐ忘れてしまい、乗れなくなります。意識している間は行動を変えられますが、意識が緩むと直ぐに元に戻ってしまいます。意識しなくても行動が出来るようになるまで実践が必要です。ここまで来られれば、カウンセリングは終了です。クライエント自身が、自分の足で歩けるようになったからです。