とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:比較して生きている】

2023-04-24 09:00:00 | 日記
比較して生きている

私達は常に誰かと比較して生きています。他の人と比較することより、幸せか不幸せか?偉いか偉くないか?出世している出世していないか?綺麗か汚いか?背が高いか低いか?痩せているか太っているか?結局、人より優れているか優れていないか?により、自分自身を確認しています。この比較って正しいのでしょうか?

比較があって当たり前

人生は比較があって当たり前なのです。但し、私達は常に人と比較して生きています。人と比較し差別化することにより時には自分の所属欲求を満たしたりします。日本人であったり、アメリカ人人であったり・・・等々。その所属欲求を満たすことにより自分の存在感を確認して、心の安定を図るのです。又、比較することにより成長も促されます。同期生と比べて自分の成績が劣る。結果、落ち込むことも多々あります。でも、比較して自分との同期生との違いは何か?、どこに問題点があるのか?色々なことに気付きが促されます。その結果、問題点の原因を知り、どの点を改善すれば成績がUPするのか?自分自身の成長を促すことができる、大きな力になります。時には比較も自分の成長に役立ちます。

比較があって当たり前

この世の中は差別だらけです。いくらきれい事を言って、比較をして生きています。それにより自分自身の存在を確認してきたのですから。ただ、その比較をする事によって落ち込むんだり、悔しがったり、妬んだりして、劣等感にするのではなく、人と比較することにより、自分自身の成長に繋げる事を目指した方が、幸せになりませんか?おおいに人と比較をして、自分のポジションを確認し,自分の幸せを見つけ出しませんか?







【心理カウンセラーになるために】第23回:カウンセリングに戸惑う

2023-04-17 10:00:00 | 日記
カウンセリングに抵抗

カウンセリングを行っていると、堂々巡りをしたり、壁にぶつかった感じで前に進まなくなるときがあります。それは、クライエントが無意識の中で抵抗を始めたからです。自分の中で見たくないもの、気付きたくないもの、触ると怖いもの、色々な抵抗が起きています。端から見れば、滑稽に見えるかも知れません。自らが変りたいと臨んでいるのに、クライエント自身が拒絶をしているのですから。

心の壁

無意識の抵抗が壁を作り、矛先を換える、心の反応が起きます。クライエントも意識できていませんから、矛盾を感じていません。問題点の核心に近づいてくると自動回路の如くスイッチが入り、抵抗が始まります。カウンセリング中クライエントが答えを喋っているのに「分かりません」。と、返ってきます。「え、何?」という感じです。「心の壁」別名「恐怖の壁」です。そのことに気付けば、恐怖が襲ってくるのです。怒られる、嫌われる、傷つけられる、拒絶される、見捨てられる・・・等々。それも、過去に経験した恐怖に慄いて!今の自分には現実として存在しない恐怖に支配をされているのです。「自分らしく生きる事を良しとしない」恐怖に!

心を受け止める


クライエントは過去に経験した恐怖に拘り、「心の叫び」を聴き受け止める事が出来ず、心の扉を閉じています。その扉をこじ開けることは出来ません。こじ開ければ、却ってクライエントは傷つきます。この時は「寄り添う」ことが大切です。恐怖に震えている心に寄り添い、自らの力で心の扉を開く力が、勇気が湧いてくるまで、カウンセラーはクライエントと共に歩みます。「心のドアを優しくノック」しながら、クライエントが自らの力で心のドアを押し開くまで、ノックを続けることが必要です。
クライエントが心のドアを開いたとき、恐怖の存在は無かったことに気付けるように!






心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:性格は創られる!

2023-04-10 09:00:00 | 日記
貴方は誰ですか?

「貴方の性格を一言で教えてください」と尋ねられて、しっかりと答えられますか?優しい人、楽天家、引っ込み思案、寂しがり屋、積極的、消極的、お節介・・・等々。色々と答えが返ってきますが、これって本当に自分の性格でしょうか?もしかしたら、創られた性格かも知れません!


他者評価

他者評価により性格は創られることがあります。
自分の性格で強みと思っている処は案外、他者にとって都合の良いところなのです。自分にとって優しくしてくれるから「貴方の良いところは優しい人ですね」と言ってきます。自分にとって怖い人は「貴方の悪いところは怖いところですね」と言ってきます。これって、本当に貴方の性格でしょうか?
私達は、相手に好かれたい、嫌われたくないとの思いから、相手が好む自分になろうとします。結果、相手が望む良い人になろうとして、他者にとって都合の良いところを長所とし、他者が嫌がるところを欠点とします。これって本当に自分の性格なのでしょうか?

性格は創られる

性格は創られることがあります。長女が活発な子供で周りからも評価されているとします。次女も活発で元気であっても、長女より大人しかったら他人の評価は長女より大人しいので、おとなしい子と評価されます。結果、次女は「私は大人しい。これが私なのだ」と思い込みます。これって、本当の性格でしょうか?やがて、自分の性格に疑問を持つときが来ます。
自分の性格は自分で決めることが大切です。他者評価で自分の性格を決めるのではなく、自己評価で決めることが大切です。
「私は今どうしたいの。笑いたいの、怒りたいの、泣きたいの」自分の気持ちを表現することが大切です。そこから、本当の「私の性格」が産まれてきます。でも、他人の評価で人生を送っている人には難しいことです。そんな時にカウンセリングが必要です。私創りをするのもカウンセリングです。









【心理カウンセラーになるために】第22回:答えを出さない勇気

2023-04-03 10:00:00 | 日記
答えを出さない勇気

カウンセリングに来ればクライエントは答えを貰えると思う人が多く居られます。悩み苦しいのですから、藁をも掴む思いです。当然の事ですが、逆に答えを出すとクライエントを苦しめることになりがちです。答えが出た瞬間はスッキリしていますが、根本的な解決が済んでいませんから、再び悩み苦しみます。これでは意味がありません。本当の悩みの解決をしない限り堂々巡りです。この事は、カウンセラーにも言えます。カウンセラーには答えを出さない勇気が必要です。


落とし穴

カウンセリングを重ねて経験を積むと、クライエントの話を聴いていると悩みのポイントが掴めるようになります。とても大事なことです。クライエントの話の中に「悩みの原因のキーワード」隠されています。何気ない話の端々に、クライエントも気付かないキーワードを発信してくれます。このキーワードから、悩みの根本的な原因に導いていけるように繋いでいきますが、経験が浅いカウンセラーにとっては、一条の光であり、チャンスでもあります。そこから問題解決をして答えに持っていこうとしがちです。ここが落とし穴の時がります。そのポイントに意識が集中しすぎて周りのポイントが見えなくなってしまい、そこに拘ってしまうからです。ポイントを掘り下げてしまい、クライエントも思い込んでしまいますが、真の悩みのテーマではないので、話があっちこっちに飛び火して「畑を荒らした」状態になり、カウンセラーが振り回されて、カウンセリングが前に進まなくなったり、悪化したりします。

キーワードを繋ぐ

ここは、キーワードを繋ぐのです。見つけたキーワードに対して話を聴きますが、答えを出さずに「もしかしてこれが悩みのテーマか?」で留めます。キーワードから派生した話の中から、新たなキーワードを見つけます。その話から「もしかしてこれが悩みのテーマか?」を見つける作業を続けます。このテーマを繋ぎでいきます。初めは細い糸です。その糸を無理矢理引張れば切れてしまいます。細い糸を撚り合わせ、太い糸に結びつけています。そして、真実の悩みのテーマに結びつけます。また、予め導き出した答えを証明する事にもなります。どうしても、クライエントに対して早く答えをと思いがちですが、ここで答えを出さない勇気が必要です。カウンセラーには!