とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:幸せになりたくない症候群】

2024-09-30 12:00:00 | 日記
幸せになりたくない症候群

あなたは本当に好きな人を、恋人にしていますか?好きな人を恋人(好き人と結婚)にすると、幸せな恋(結婚)が続きます。でも、恋人が嫌になったり、結婚相手が嫌いになったりするのは、あなたが、「幸せになれない人」・「嫌いな人」と恋をし、結婚をしたからです。何故でしょう?
その訳は、あなたの中にある『刻印付け』られたものが影響しています。もしかしたら、マザコン・ファザコンかもしれません!あなたは!
ファザコン娘とマザコン息子は、どこか惹かれ合うのです。父親・母親の影が、あなたたちに響いています。



それで幸せ?

幸せになれば、何か落ち着かず不安になる! 不幸せになれば何故かホッとする!少し癖(影のある)のある人に魅かれる!強引に引っ張ってくれる人に魅力を感じる!何処となく構いたくなる人に興味を持ってしまう!
何故、私には素敵な恋人が現れないのだろうか!今度こそ、こころから愛し合える恋人を見つけたのに、いつものように辛い思いだけが残る。せっかく楽しいデートのはずが、別れ際にはいつも嫌な感覚がついて廻る。
嫌な恋人・パートナーから、やっとの思いで別れられた!今度は違うタイプの人を好きになった!なのに、暫くすると同じ感覚になっています。結局、蓋を開いたら「同じタイプ」の人だった!何処か変ではありませんか?
それは、あなたが「ファザコン」「マザコン」だからです!

ファザコン・マザコン

あなたの中にある『刻印付け』られたものが影響しています。幼いときに父親・母親に求めても貰えなかった愛情を、恋人・パートナーから貰おうとしているからです。
両親がお互いに愛情一杯で、信頼関係がしっかりしていれば、こんな事は起きません。マザコン父とフザァコン母が愛情の奪い合いをした結果、愛憎欠乏症になっています。この愛情欠乏症を埋めるために、無抵抗で、絶対に裏切らない、自分を必要としてくれる子供から愛情を奪っていきます。結果、マザコン父は娘に、ファザコン母は息子に仕立てていきます。
又、厄介なことにマザコン息子とファザコン娘は、親から貰えなかった愛情を埋めようと、ファザコン娘とマザコン息子は、どこか惹かれ合うのです。 父親・母親の影が、あなたたちに響いています。特に、求めている愛情を貰える恋人から貰っても満足をしないのです。「貰えない相手から貰ってこそ満足をする」があるからこそ、問題の有る恋人に惹かれるのです。ここで、お互いが気付き二人で築き上げれば幸せなカップルになります。
両親を見てください。幸せな両親であれば、あなたは幸せになれるチャンスを持っています。不幸せな両親であればカウンセリングを受けてください!





【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:思春期病・親離れ】

2024-09-23 12:00:00 | 日記
思春期

思春期には大きな変化が求められます。子供から大人への大事な時期です。この時にいかに親離れができるか。それにより、その後の成人期に大きな影響与えます。
思春期までに、充分に、親からの愛情をもらってた場合(但し、子供が求めてる愛情です。親本位の愛情は逆効果です!)は、堂々と親離れができます。愛情を充分もらったから、「大丈夫、これからは自分の人生を歩いていける」と、親離れができます。
逆に、愛情欠乏症であれば、親離れすることが不安になり「分離不安」が、生まれ親離れができなくなってしまうんです。その後の人生に大きな影響を与えます。



親船

思春期までは「我々親子」と言う「親船」に乗っています。子供は何もできません。親の庇護の中でしか生きていけません。親の人生と共に、生きているのです。全てが親と一心同体なのです。
親を同一視します。考え方、感じ方、物事の捉え方、良いか悪いか・・・等々!いろんな価値観を親からコピーして自分の基礎を作ります。但し、親自身になるわけではありません。あくまでも基準です。
このままでは自立ができません。だって、親船に乗っているんですから、親が決めた人生しか歩めないんです。中には、「親の決めたぞ人生を歩む」「親の夢を追いかける」が増えてきています。このままでは親離れはできません。

自分の船

思春期は、この親船から降りる時なのです。自分の人生を歩むのですから。但し、自分の船はまだまだ「小舟」です。大海原を小舟が漕ぎ出すのは、とても怖いことなのです。でも、同時期に思春期を迎えたメンバーが大海原を不安を抱えて、漕ぎ出して来ます。
その仲間同士で、護送船団を形成します。独りの船では怖いです。みんなが集まれば安心なのです。その中で、お互いが切磋琢磨して、自分と言う「アイデンティティー」を作り上げていくのです。やがて、護送船団から独り立ちし、自分の船で漕ぎ出します。その時、「親船」が後ろ盾なのです。「自分の道を歩け。後ろからしっかり見ているから。何かあれば助ける」これで安心して、自立の道を進み、親離れができるのです。
やがて、後ろ盾の親船が「パートナー」に変わり、パートナーと共に人生を歩むのです。何があっても、受け止めてくれる安心感。
これがとても大切です。




【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:対人感情】

2024-09-06 12:00:00 | 日記
好きな人

対人感情と対人行動のからくりの中で「嫌い」と「苦手」の違いが有ります。「嫌い」は、幼い時に、親から刷り込まれた「嫌い」がベースになります。
子供は、真っ白で産まれてきます。好き嫌いはありません。親の反応を観ています。親が好きなことは、子供にとっても好きなこと。そして強化として、「褒めてくれる人」「受け止めてくれる人」「優しい人」などが、「好きな人」として基準が作られます。
自分の中で「好きな人は25%」「嫌いな人は25%」「どちらでもないが50%」です。これがある意味で最大の比率です。私達は出会った人の中で、先ず嫌いな人を見つけリストから排除します。そして残りの人が好きな人としてリストアップするのです。現に、第一印象が嫌いでも付き合っていく内に「あぁ!この人は良い人」と思ってきます。でも、その人が少しでも裏切ったら「やっぱし、嫌な人」と、思います。好きな人ならば、少しぐらいの裏切りは許せます。



嫌いな人

「嫌い」はこの逆です。やはり親の反応がベースになります。子供の行動に対して「怒る人」「ダメ出しする人」「傷つける人」「無視する人」「ハブる人」が嫌いな人のベースになります。そして、人生で経験した事により「嫌いな人」を蓄積し強化ていきます。恐怖を伴って!永続的な感覚として、私達は持っています。対人感情、対人行動の中に組込まれていきます。

苦手な人

でも、「苦手」はちょっと違います。感覚で決めています。嫌いな人の感覚で、相手の人を決め付けています。思い込みで!
苦手な人を思い出してみてください。自分の中の嫌いな人と、比べていませんか?まだ、話もしていないし、一緒に何か仕事をしたり、遊びに行ったりして居ないのに、「苦手な人」として、リストアップして居ませんか?その人が、自分にとって嫌いな人か、どうか分かっていない内から!関わってみたら案外、良い人かもしれないのに?苦手な人と、思い込んでいるだけかもしれません。嫌いな人のイメージが強すぎて居ませんか?
嫌いな人が多い人ほど、苦手な人も多く居ます。苦手な人に関わってみませんか?それから苦手と決めるのも、良いんじゃないでしょうか?
先ずは、挨拶から「おはようございます」からでしたら、自分自身の負担≒恐怖も少なく済みます。苦手な人が、返事を返さなくても構わないじゃないですか?その人の価値観なのですから。もし返事が却ってきたら、チョット気分が良くなりますよ。苦手意識も変わってきます!
自分の中で、勝手に作り上げた「苦手な人」こんな空想の産物なんかに、振り回されないようにしましょ!








【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:罪悪感】

2024-09-02 12:00:00 | 日記
カウンセリング

悩みを抱えたクライエントが、カウンセリングを進めて行くうちに、いろんな問題点が見えてきます。途中嫌な思いもします。認めたくない自分も顔出します。でも、それを乗り越えない限り、本当の自分を取り戻すことはできないんです。
いろいろな悩みの問題点を追求していくと、どうしても親との関係性にぶち当たります。幼き時にわかって欲しかったこと、拒絶されたこと、見捨てられたこと、いろいろあります。その思いが心の中でくすぶっているのです。その叫びを吐き出してもらい、カウンセラーが受け止めるのです。クライエントに「受け止められた」と言う安心感を持ってもらうのはカウンセリングです。



心の叫び声

カウンセリングしていると、親の思いがいろいろ吹き出してきます。怨み、怒り、悲しみ、苦しみ、寂しさなどなど!
クライエントは親の思いをいっぱい語ってくれます。「全然わかってくれない!話も聞いてくれない!理解もしてくれない!」「あの時、こうして欲しかった!なぜしてくれなかったのか!」「なんで無視したのか!」ときには、泣きながら、怒りながら話をしてくれます。
みんなずっと我慢していたんです。この思いを親にぶつければ、親から嫌われる、傷つけられる、見捨てられる、思いからずっと我慢してきたんです。自分の心の奥底に閉じ込めてきた思いです。
カウンセリングを進めていくことによって、親からの解放、心の自立を目指します。子供の頃は何もできませんから、親の言う通りにしか生きてきません。自分の気持ちに嘘をついても。でも、今はもう大人です。親なしでは生きていけないわけではありません。もう自分の力でありていけるんです。自分の意思で歩いていけばいいんです。

罪悪感

でも、この辺で変なことが起きてきます。「私は親に愛されていました」と言ってきます。中には、「そんな思いを持ったら、親を裏切ることになる」と言い出す方がおられます。矛盾してますよね。親のおかげで苦しんできたのに、自分の本音を出すと、罪悪感にとらわれてしまう。何が起きてるんでしょうね?
確かに「毒親」でない限り、普通の親は子供を愛しています。みんな愛情持って子供を育てているんです。子供のために一生懸命頑張ってます。愛してくれていたんです。ただ、ボタンのかけ違いがあるんです。
「子供が求めている愛情ではない」と、いうことがあるのです。
これは「性善説」があります。「親は良い人なんだ。私のことを愛してくれる守ってくれるとてもいい人なんだ」と思って生きてきています。間違いありません。その結果、親に対して悪口を言う、期待にそむくように生きる事は、親を裏切ることになるんです。裏切る子は愛して貰えない。拒絶される。もう二度と愛して貰えない。これは子供にとって地獄の苦しみ悲しみです。「親は良い人なんだ」と、思うことが、幼いときのベストな考え方なんです。それが大人になっても今でも続いているのです。