とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:融通性】

2023-08-28 12:00:00 | 日記
勧善懲悪

物事に対して「白か黒か」と結論を出したがる方をよく見掛けます。確かに答えがひとつの方がハッキリして、迷わなくて済みます後々後々とスッキリします。でも、よれ故に対人関係に問題が生じます。ミーティングをしていても、白黒を求め自分が納得するまで譲ることをしません。時には相手の意見を論破して、自分の意見を押し通す人がいます。本人は正しいことを言っているだけとの思いです。何処かで自分は絶対に正しいのだの思いがあります。多少なりとも。相手の話を聞きません。まるで「頑固親父」「嫌な上司」みたいです。これでは、人生に於いてトラブルばかりが続きます。


融通性:ファジー

世の中は「グレー」です。限りなく白いグレーと限りなく黒いグレーの間に一杯色々なグレーが存在します。白黒だけでは世の中は前に進みません。子供の頃は「白黒」で良かったのです。正しいか間違いか、生か死か、どちらかの選択で生きていきます。でも、その内それでは済ませないときが現れて来ます。世の中には色々な考え方、思考、意志を持っている人が一杯います。全員が少しずつ違うのです。それを学校生活の中で色々な人と出会い、私とあなたは考え方、意志、思考、が違うんだと言うことを知り、集団生活の中で、色々な捉え方を学び、グレーの世界を広げていきます。丁度、思春期はこの事を体験し、子供の思考から大人への思考を受け入れる事により成長していくとても大切な時期です。ここを上手く乗り越えていかないと、大人になってからは対人関係に於いて問題が生じます。

カテゴリー:収納箱

でも頑なに、自分の考え方以外を受け入れられない人も、多々居られます。すぐに、答えを求まる方もそうです。収納箱が「白と黒」の2つしかないのです。増やす必要があります。「A」という答えがあれば、角度を変えてみたら「A'」と言う見方もできるよね。向きを変えてみれば「B」と言う答えもにもなるよね、と増やしていきます。収納箱の数が増えれば、色んな意見に対して対応ができます。収納箱の数が多いほど、対人関係の応用が効き大人になっていきます。でも、頑なな人は収納箱の数が増えにくいものです。その時は、「A」と「B」を繋いで「C」の収納箱を増やせます。「A」と「C」と繋いで「D」を産み出す事が出来ます。こうしていけば、無限に捉え方を変えることが出来ます。カウンセラーもカウンセリングに於いてクライエントの話を聴きながら、キーワードを繋ぐ作業をしています。







【心理カウンセラーになるために】第32回:哀しみの底にあるもの

2023-08-21 11:59:00 | 日記
哀しみ

カウンセラーは、カウンセリングに於いてクライエントの哀しみの奥に潜んでいる「心の叫び」を聴く力が必要です。クライエントは裏切りや、拒絶、孤独・・・等、色々なことにり傷つき、苦しみ、哀しんでいます。カウンセリングの最中にも、過去を思い出し涙する方は多く居られます。カウンセラーはその哀しみに共感をしますが、ただ共感をしているだけではカウンセリング進みません。クライエントの哀しみの世界に一緒になって留まっているだけなのです。無意識の中でクライエントは哀しみの奥に隠された感情が露わになることを恐れていることがります。クライエント自身が哀しみの世界に囚われている状況です。哀しみ泣くことにより、心の奥の叫びに触れないようにしている状態です。当然、無意識です。


哀しみの奥にあるもの

心の奥の叫びを見る事自体が「恐怖」のことがあります。それを吐き出すと、嫌われる、傷つけられる、拒絶される、見捨てられる・・・等の色々な思いが隠されています。幼いときから、両親に分かって欲しい、愛して欲しいとの思いから、色々と訴えてきました。でも、受け止めて貰えなかった、時には拒絶されたこころの傷が、哀しみの奥に隠された心の叫びを抑え込んでいます。それ以上に、感じないようにしています。その方が自分の心を守ることができたからです。結果も知っています。両親は受け入れてくれない!と。心の奥の叫びを出せば、幼いときに感じた事と同じ事を思い出すからです。

心の奥底の叫び

呑み込んでしまった、心の奥底の叫びを見つけていくことが、カウンセリングの旅です。ここは難しいところです。クライエント自身が触れたくない世界ですから、でもこの声を気付かないと哀しみの解放はできません。この「哀しみ」奥に隠された叫びは「怒り」が隠されている事が多々あります。いくら訴えても受け止めてくれない事による両親への「怒り」があります。哀しみの奥に隠された怒りに気付き、その怒りをしっかり受け止める事がカウンセリングでは重要なのです。その時、クライエントは「救われる思い」に包まれます。怒りの奥にある淋しさ、悲しさ。淋しさの奥にある震え。時には、幸せの奥に隠された、不安恐怖」の時もあります。目に見えているクライエントの感情だけではなく、その奥に隠された心の叫びを聴き受け止める事が、カウンセラーにとってはとても重要なことなのです。







心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:価値観の違い

2023-08-14 12:00:00 | 日記
価値観の違い

価値観は違って当たり前のことです。それなのに、価値観が違うと言うだけで喧嘩をしたり、恋人と別れたり、離婚をしたり、はたまた戦争まで発展する。対人関係を壊し、誰とも関わりを無くしてしまう。価値観は各自が全員違うのです。違ってこそ個性でもあります。それが一緒でなければならないとの思い込み自体が問題です。違いを認め合うからこそ色んな事に気付きが促され、新しい物事が生まれ発展していきます。集団社会生活の中ではとても大切なことです。個と個の関係性を大切にして認め合う必要があります。

個を認め合う

若者達の話の中で「価値眼が違う」と言うフレーズを聴くことが多々あります。話し合いをしていたり、決め事をしているときに意見が合わなくなると「価値観が違う」と言って話を終らせてしまうところがあります。仕事上のことでも先輩達が、経験値から色々なアドバイスをすれば、自分の考えと合わなければ「価値観が違う」と言って、話し合いを終らせてしまう事があります。これでは深い話し合いができません。各自が色々な人生を持ち、考え方があり、感情があります。生育歴の中で培ってきたものです。時には頑なな価値観の時もあります。時には他の人の考え方を聞き、自分の考え方の違いから、新しい物事の捉え方を学び新しい価値観を創り上げていきます。お互いの価値観を認め合うことによる成長が生み出されます。若者達だけに限ったことではありません。人生経験豊富な人達もです。自分の価値観を相手に押付ける傾向があります。

明日への成長

今、楽しいことや面白いことを追い求めすぎています。価値観の違いも、ここから生まれているところがあります。今持っている価値観が一番であり、他の価値観は受け入れない。「今自分の考え方が正しいのだ。相手の価値観は私と違うから受け入れられない」という思い込みがあります。確かに現代は「個の主張」が大切な時代です。でも、その個(価値観)を主張しすぎればどうなるでしょう。対人関係は破局します。確かに、今は楽しいでしょう、面白いでしょう。自分の思ったとおりに生きればいいのですから。でも、この先はどうでしょう。今の先の人生は?違った意見の人達、価値観を持った人達と関わることにより、意見がぶつかりながらも、新しい捉え方を創造できるのです。明日へと繋がるのです。今ある価値観は、今だけの価値観です。明日になれば、昨日、過去の価値観です。明日への価値観を創造しましょう!








【心理カウンセラーになるために】第31回:カウンセリングとビジネス

2023-08-07 09:00:00 | 日記
ビジネス

カウンセリングはビジネスです。ボランティアではありません。カウンセラーも人間です。霞を食べて生きているわけではありません。家族も持っていますし、人生を生きています。当たり前のことです。でも結構、誤解をされています。クライエントからすれば、悩みを抱えて苦しんでいるのだから救われた当たり前だろ。苦しんでいる人間からお金を取るなんて酷いじゃないか!ただ=無料でカウンセリングをやって私を救え!それがカウンセラーだろうと、思っている方々が今でも、結構います。無茶を言わないでください。


カウンセリング

カウンセリングは無料ではありません。当然カウンセリング料金が発生します。保険も効きません。また、安くもありません高いです。1時間のカウンセリングが10,000円は普通です。確かに悩みを抱えた方には痛い、辛い料金です。でも、痛いからこそ早く治りたいとの思いが大切です。カウンセリングが長引けば金額も増えます。何時までもカウンセリングを受けているわけにはいかないのです。クライエント自身が立ち直り自律していくことがカウンセリングの目的です。そして、カウンセラーも料金を取るからこそ責任が掛かってきます。ボランティアは良くないのです。お互いに責任逃れの気持ちが生じやすくなります。「ボランティアだからそこまで真剣にならなくても」と、なりがちです。

カウンセリングは真剣勝負

カウンセラーはカウンセリングに於いて真剣勝負をしています。カウンセリングを請けた以上、逃げ出すことは出来ません。クライエントが自律の道を歩むまで。毎回毎回、真摯にクライエントに向き合います。凄くエネルギーを使う仕事です。クライエントも気付いていない、心の奥に隠された叫びを聴き受け止める作業は、並大抵の作業ではありません。クライエントの深層心理に入り込み、クライエントの叫びを受け止める力が要求されるのです。カウンセラー自身が自分をしっかりと受け止めていないとできない作業です。カウンセリングが済めば、とっど疲れが襲ってきます。一日に何人ものカウンセリングはとても出来るものではないのです。それほど真剣勝負をしているのです。楽しい話を聞くことはありません。悩んでいる人の話を聴いているのですから。それ相応のカウンセリング料金を貰う事は当然なのです。電話カウンセリングでも、SNSカウンセリングでも同じで。カウンせりイングの使うエネルギーは一緒ですから。カウンセリングはビジネスです。