とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:大人って何?】

2024-04-29 10:00:00 | 日記
大人って何?

大人って本当になんでしょう?何を持って大人って言うんでしょ?成人を迎え、就職をして社会人になり、仕事を熟し収入を得、独り立ちをして、社会の中でルールを守り、約束を守り、人と合わせて自分を殺し、一人前になる、人に優しく、仕事もして、社会人としても立派やり、恋をし、結婚して子供を作り、家族を作る。その家族しっかり守り幸せに生きる。社会貢献をし、みんなと協力して世の中を作り上げていき、社会性を身につける。これが大人なんですかね。これってほんとに大人なんでしょうか?またこのように出来なければ、大人ではないんでしょうか?



大人と言う着ぐるみ

私たちは知らない間に、「大人と言う着ぐるみ」を着て、大人のふりをしているのかもわかりません。みんなと合わせて嫌われないように、悪い人にならないように、いい人であるように、いろんな大人と当たり障りのないように、トラブルも起こすことなく、良い人でいるこんな「大人着ぐるみ」を着て、大人のふりをしてるのかもわかりません。世間から認められる。他者評価で生きる。これが出来ないと皆から認めて貰えない。大人として扱って貰えないから、知らない間に、「大人と言う着ぐるみ」を着て大人のふりをしているかも。

着ぐるみを着ているのは子供

「大人の着ぐるみ」を脱いだら、何が出てくるでしょう?それは子供でしょうね!わがままを言い、駄々をこね、やりたいことをやり、寝たいとき眠り、遊びたいとき遊び、好きなことをして、いたずらもして、やんちゃもして遊びまくりたい。自由で何の制約もない。思いっきり自分らしく生きる子供が出てきます。でもこれでは世の中では受け入れて貰えないんです。受け入れて貰うために、「大人の着ぐるみ」を着ているのです。人から嫌われないように、悪い人にならないように「大人の着ぐるみ」を着て、大人のふりをしている。それが私たちかもしれませんね。ほんとに大人って何でしょう?自分らしく生きてるんでしょうか?大人の着ぐるみを脱いだら、どんな子供が出てくるでしょうね?






【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:悩み依存症】

2024-04-22 12:00:00 | 日記
依存症

「依存症」日常生活に支障をきたしているにもかかわらずアルコール、薬物、たばこなどの特定の物質やギャンブル、買い物など特定の行動をやめることができなくなってしまう状態のことを指します。依存することにより本当の問題点から逃れようとする行為でもあります。対象行為をすることによりに対して脳の中で「ドパミン」が分泌され、支配されてしまいます。「ドパミン≒快感物質」ですので、やればやるほど快感になるので、嫌なことから解放され一時的に楽になれるのです。改善するには強い心がいります。依存の対象に決別する強い意志が必要です。独りでは対処出来ないのも現実です。



悩み依存症≒快感

「悩み依存症」これは、私がネーミングした造語です。現実にはこの様な病名はありません。でも、クライエントの中にはこの病名がピッタリの方が多々居られます。アルコール依存症、ギャンブル依存症、ショッピング依存症・・・等々と、一緒です。「悩み」に依存しているのです。悩み苦しみ、自分らしく生きる為にカウンセリングを受けているのに、心に余裕が出来たら何故か落ち着かないのです。症状が改善し自分を取り戻し始めたら、カウンセリングに来なくなります。時には仕事が忙しくなったからとか、恋人が出来たからだとかと言って、元の日常生活に戻ります。何事もなかったの如く!でも、悩みをクリアしたわけではありませんから、又、悩み苦しむのです。これを繰り返すのが「悩み依存症」です。幸せになる、自分らしく生きるよりも、悩むことに依存しているのです。今、起きた悩みでは物足りなくなり、更なる刺激を求めるために悩み苦しみを追い求めます。

解放

悩み依存症は改善されることを怖がります。苦しんでいる最中は誰もが心配してくれて、治すために関わってくれます。でも、治り落ち着き幸せに向かって歩き出せば良いのですが、治ったことにより誰も気にしてくれなくなるのです。独りでいることは淋しいんです、不安なんです、怖いんです。この思いから解放されるために「悩み」を創り出すのです。悩み苦しんでいるときに、皆が心配して関わってくれた快感を求めて、脳の中で「ドパミン≒快感物質」増殖させるのです。でもこの「ドパミン」は他の依存症とは違って改善法は一杯あります。悩み苦しんだ人生の中でも、必ず幸せな事が多々あったはずです。その幸せの時の自分を思い出し、再び幸せな時に戻りたい、味わいたいとの思いが、悩み依存症から解放される一歩です。悩んで居るときの自分の姿と、幸せで楽しんでいる自分の姿と、どちらを選ぶか!「幸せのドパミン」をいっぱい放出しましょう! 






【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:依存のし合い・ガジュマル】

2024-04-15 12:00:00 | 日記
ガジュマル

「ガジュマルの木」はある意味で問題を起こす人間関係に似ています。初めは、仲の良い関係性を築き上げながらも、やがて相手を自分の支配下に置き、思い通りに操ります。もし、相手が意に添わぬ事を行なうと、裏切り者として怒りが湧き出し、潰しに掛ります。元々「ガジュマルの木」は環境の悪い土壌の中で、強く生き、ツタを絡ませながら強く、太く、たくましく成長する木ですが、別名「絞殺しの木」とも呼ばれます。壁や柱や、他の樹木にツタを絡ませながら成長をしていきますが、その内にツタ同士が絡み合い、太く大きく成長をし、ひとつの大きな太い幹になります。そして、絡みつく事により内部に閉じ込めた、柱、壁、元もとの樹木を「締め殺し」にして、破壊し、殺し、乗っ取ってしまいます。別の意味では、怖い木です。それだけ生命力が強い木です。



モラルハラスメント

これはある意味で「共依存とモラルハラスメント」の関係に相当とも言えます。依存者は共依存をしてくれる人を探し求め、そして共依存者に依存をしていきます。共依存者は、一生懸命に構い世話をします。(それが共依存者の目的ですから!)そして、依存者にがんじがらめにされて、振り回され、自分を失い、依存者の言いなりになり、苦しんで行きます。(共依存者の望みでもあります!)それでも、共依存者は必死に尽くしていき、自らの破滅に向かいます。共依存の心には「怒り」が目覚め、依存者に敵意を示します。第3者にも分かるぐらいの、現実の問題行動を起こし、自らを滅ぼしていくのです。共依存者に向けられた、この関係が「モラルハラスメント」です。恐ろしい罠です。身動きが出来ない状態で、自分を見失い、潰れていくパターンが「モラルハラスメント」の被害者なのです。
 

共に依存者

実を言えば、この「依存者」も「共依存者」なのです。依存出来る人を探し求めている「依存者」に近づき「お世話」をして、「共依存者」に依存をさせます。「共依存者」は「依存者」を自律させる事はさせません。「依存者」が自律をされると、自分が必要とされないので、常に必要とされるように「自律の目」を潰していきます。「依存者」に「共依存者」が絡みつき、自分の支配下に置き、自分の思い通りに支配します。もしここで、「依存者」が気づき「自律」を始めれば、怒りが爆発します。「共依存者」の支配下にならない相手は、自分への敵ですので、潰しても構わないので。「モラルハラスメント」に入っていきます。これが、正規の「共依存とモラルハラスメント」の関係です。ですので、初めのお話は、この正規のパターンの変型判なのです。どちらにしても、「共依存者」同士のパワーゲームなのです。「ガジュマル」の木の別名「締め殺しの木」の意味に、似ていませんか!






【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:良い人は?】

2024-04-08 10:00:00 | 日記
良い人の基準?

良い人とはどの様な人のことを言うのでしょうか?それって本当に良い人なのでしょうか?良い人の基準は他者評価でないでしょうか?他者から見て自分に取って都合のいい人が良い人では?この他者評価に合わせて良い人になりきっているのではないでしょうか。この良い人の中に「私」という個性があるのでしょうか?八方美人の自分しか無いのでは。これって、嫌われたくない病、傷つきたくない病であり、「大人びた子供」です。親にとって良い子を演じているだけなのです。



良い人ってどんな人?

「いい人」ってどんな人でしょうね?真面目で、おとなしく、誠実で在り、裏表が無く、思いやりがあり、親切で、誰から見ても「良い印象」を与え、自分を前面に出さず常に控え目で、気配りが効き、常に笑顔で居て、優しく、人当たりがよく、明るく、落ち着いて、友好的で、上品で、信頼され、大人の印象を与え、しっかりしている・・・等々!これだけ揃えば、誰にでも好印象を与える事が出来ますよね!でも、これって変と思いません?裏を返せば、個性が無く、魅力に欠け、自分の意志が無く、意見が言えず、相手の事ばかり考え相手に合わせ、優柔不断で、貧乏くじを引き、美味しいところは相手に譲り、嫌の事は、笑顔で引き受け、意気地無しで、可も無く、不可も無く、自分の気持ちに嘘をつき、責任を取らない、良い人で居る為に嘘もつく、等など!自分に嘘を付いている、「おバカさん」ですね!

それは私

実を言えば、これは「私」です。私が、幼い頃からずーぅっと演じてきた、私の姿です。本当に「アホ」です。良い人で居れば、みんなから好かれる。良い人で居れば、嫌われる事が無い。良い人で居れば、大切にされる。良い人で居れば、必要とされる。良い人で居れば、得をする。良い人で居れば、居場所がある。良い人で居れば、彼女が出来る。良い人で居れば、恋人が出来、結婚が出来る。良い人で居れば、幸せな家庭が出来る。ずっと思っていました。この「こころの世界」に入るまでは。学校でも、会社でも、近所でも、そして家族の中でも!ごく当たり前の様に、自然に振る舞っていました。何の違和感も無く!そんな環境でした。自分気持に嘘を付いていると言う事に、気付きもせず、ごく当たり前に!「いい人」が、私に与えられた役割だったのです。でも、結婚することにより、女房により少しずつ気づかされました。「素のままの自分」で居てよい事に!