とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:悩みは消えない】

2024-06-24 12:00:00 | 日記
こころの傷は消えない

心の傷は消えません。記憶の中にしっかりと閉じ込められています。忘れ去ろうとしても、忘れることはできないのです。『もう済んだことなんだから、終わったことなんだから、気にする必要は無い。忘れてしまえばいいんだと』と、簡単に言いますが、忘れる事は無いんです。脳の中にしっかりと記憶として残っているのです。
それが時々、表に出てきて、また悩み苦しむんです。これを繰り返し、繰り返し、人生を送っているのが私たちなんです。どんなに強い人でも、これを繰り返して悩んでいるんですよ。ただ、この時間を以下に短くするか。!



脳は記憶している

いろんな説があるんですが、私たちの脳は見たもの聞いたものを、全て記憶しているらしいです。忘れることがないんです。基本的には記憶の中に閉じ込められているのです。
普段は思い出す事はありません。でも何かの拍子に、フッと思い出すんです。奥の中に閉じ込められた記憶ですから、簡単に思い出すことありません。忘れているんですから。何かのきっかけで、フッと何かを思い出すんです。そこから順番に思い出を引っ張り出してくるんです。
記憶を蘇らせるキーワードがあるんです。その瞬間、思い出してくるのです。もう、忘れた筈なのに!何十年も前の話なのに!思い出した経験が皆さんあるはずです。記憶は消えないのです!

過去からの解放

その思い出したことに、拘ってしまって、あーでもないこーでもないと、苦しんでいるんです。それも過去の思い出に。もったいないことです。過去にとらわれて生きているんですから、もう済んだことなのに、今更変えることができないのに、当然、分ってるんですよ。過去は変わらないと言う事はでもその記憶の中に浸ってるんです。難儀なもんですよね、人間て!日常生活の中で、何かの拍子に、過去にあったことを思い出し、悩み苦しんでいます。
過去の問題にケジメ、ピリオド、結論を出していないから過去に取憑かれて悩み苦しみます。この際、思い出した悩みに対して、答えを出しましょ!『もう、終ったこと。済んだこと!』と結論を出してください。
それでも、記憶は消えませんので蘇ることがあります。結論を出しているので『もう終わり!』と記憶に終止符を打つことが出来ます。この時間を短くすることが大切です。記憶は消えないのですから!







【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:自由と責任】

2024-06-17 12:00:00 | 日記
自由

自由とは何でしょう?V・Eフランクルの著書「意味への意志」の中に表現されていました。彼は第2次世界大戦下、ナチスによって強制収容所に収容され、妻をはじめ、多くの家族を失いながらも、「態度価値」を見出して生還し、後に「ロゴセラピー」を展開した人です。
あの悲惨な収容所の中で、想像を超える体験の中で「生きる」事の意味を見出せたか?本当に自由のない世界を創造できますか?人間としての「尊厳」を失った世界。人として存在しない世界。「物」以下の扱いに耐えられるでしょうか?私達は哀しいかな、その自由を失って始めて分るようです。あまりにも、当たり前として自由にひったています。もし、自由を失えば、私達はどうするでしょうね?



自由の責任

「意味への意志」の中で「自由の責任」が問い掛けられていました。私たちは「○○からの自由」を意識しすぎる為に、「求める」事を望みます。結果、「与えられる自由」を要求します。しかし、真なる自由は「○○への自由」です。
これには、責任が求められます。私たちは今、「自由」は有って当たり前と思っています。求めて当たり前と思っています。何をするにも自由、先ず「自由」ありきで捉えています。何をやっても自由!何を言っても自由!好きにやって自由!等。
これは本当の自由でしょうか?本当の自由は常に「責任ありき」です。自由には必ず、責任が付いてきます。責任を果たすから「自由」が手に入ります。

法律

例えば「法律」です。みんなが一般的な常識の約束事を、自主的を守って行けば、「法律」は必要ありません。そのルールを破るから「法律」が生まれます。結果縛られることになります。面白くありません。「自由」を手に入れたければ、一般的な常識の約束事を守るという、責任が常に付いてきます。
行動、言動、等に責任を持つからこそ自由が守れます。言論の自由!表現の自由!宗教・政治の自由!等、今は当たり前に有るように思っています。それは、先人達が戦い、勝ちとり、責任ある行動をとり、守って来たからこそある自由です。
昨今、SNS発信で問題が起きています。自分の意見を自由に発信する事は問題ありません。発言の自由ですから!でも、その内容が「誹謗中傷」や無責任な第三者からの発信ならばどうでしょう?結果、相手を傷つけ苦しめる事になり、悩み苦しんでいる人がいます。
悩みを抱えてカウンセリングに来る方々の中には、この無責任な発言で傷ついている人も多く居ます。これも「発言の自由」でしょうか?そこには必ず、発信した「責任」が付いてきます。一度、「自由」と「責任」について、考えてみませんか?






【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:悩みの無い人って!】

2024-06-10 12:00:00 | 日記
悩みの無い人!

悩みのない人って、本当居てるんでしょうか?確かに、豪語される方がおられますよね。悩みを持つのは弱い証拠なんだ。自分の意思がないんだ。負け犬だ。根性なし。と言って、悩んでる人を馬鹿にしてることがあります。でも、こんなことを本当に思ってる方が結構、居ます。老若男女関係なしに。
でも、本当に悩みがないんでしょうか?案外悩んでることに気づいてない場合が多いですよ。



悩んでいる人

確かに、悩んでる人は、意思の弱い人のように思われますが、決してそんな事は無いんですよ。悩んでる人は本当は強い人なんですよ。自分の弱点を知ってるんです。問題点も気づいてるんです。また、優しい人でもあるんですよ。
人が傷つくならば、自分が傷ついたほうが、まだマシなんですよ。相手のことに対して気遣いができる、思いやりがある、優しい良い人なんです。
それゆえに悩みを持ってしまうんです。また、悩みを解消することにより、人間は強くなるんです。成長するんです。人間として優しくて強いい人になるんです。

悩みのない人

逆に言わせれば、悩みの無い人は、自分の問題点に気づいてなくて、人に迷惑をかけている場合が多いんですよ。だって、自分本位で生きて、他人を振り回し、迷惑をかけ、相手が代わりに苦しんでるんですよ。
こんなことをしてる限り、自分の気持ちなんて理解できませんから、悩めなくて済むんですよ。自分のお尻に火がついてても気づかないもんです。ときには、自分に振りかかった火の粉を、相手に振ってるだけなんです。
本当は、悩むのが怖いんですよ。自分で自分でなくなるから、人のせいにして生きてるだけですから。本当は弱虫なんですよ。







【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:カウンセラーも悩む!】

2024-06-03 12:00:00 | 日記
カウンセラーも悩む

カウンセラーも悩みます!当たり前です人間ですから。常に、自分の問題点に対して悩んでいます。その悩みの原因を見つけ、謎解き、そのテーマを受け入れてきます。肯定も否定もせず「それが、あるがままの今の私です」と、受け入れられるようになるまでは、悩み苦しむのです。常に自分と葛藤しています。この訓練を受けているのが、カウンセラーなのです。カウンセラーもクラインと同様、悩み苦しんで、自分らしく生きることを目指してきたのです。カウンセリングは、クライエントのためだけのものではありません。カウンセラー自身が、自らが成長するためのカウンセリングでもあるんです。



カウンセリング

これができてこそ、クライエントの心の声が聴け、受け入れることができるんです。自分が悩み苦しんだ分だけ、カウンセリングの幅が広がります。心理学を勉強したからといって、悩みのカラクリはわかりません。理論では分かりますよ。悩みの答えも出せます。理論的に!でも、クライエントの心の奥底にある叫びは、理論では理解できないのです。クライエントがその悩みに至る経緯が、みんな違うから、その一人ひとりの悩みを受け止めなければならないのです。この時、カウンセラーが自分の悩みを受け入れた時、自分の問題点とクライエントの問題点ををリンクさして、カウンセリングを進めていくのです。

カウンセラーは救世主ではない

カウンセラーは悩みに対してすべての答えを持ってるわけではありません。なのに悩みを抱えた人たちは、カウンセラーに答えを求めてきます。どんな悩みにも答えてくれて、「私を楽にしてくれる。幸せにしてくれる。悩みから解放してくれる」と思い込んでいます。カウンセリングを受ければ楽になると思って。まるで、救世主の如く、カウンセラーを頼ります!カウンセラーの人間です。悩み、苦しみ、それを乗り越えて今にあるのです。カウンセラー特別じゃありません。クライエントと同じように悩み苦しむんです。人間です。だから、人の心が分かるのです。