何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

僕には音楽がある

2018年09月19日 07時22分19秒 | Weblog
ヘッドホンが壊れて、何も出来なくなった僕は、典子さんに車椅子を押してもらい市役所の障害者窓口で国に補助金の申請を出し、別の場所にある医療センターで難病申請の書類の確認に出掛けた。

去年までは僕がやれていたが、とにかく面倒だ。
この面倒な作業も、今年からは、典子さんにお願いすることになる。
日々、いや日増しに病状はひどく悪くなっている、普段の生活での揺れ方も半端じゃない。
お漏らしが怖くて頻繁にトイレに向かうのも大変だ、特に深夜は。
小脳と神経を運ぶ脳幹がなくなってゆく病気だから、運動機能以外は正常である、だからこそ頑張れる部分があるはずだ。
困難な事は分かってる、この状況を体験できている僕だけが表現できる何かがあるはずだ。
-思考で生きても、+思考で生きても、結果は同じ事、結果が同じなら、+思考で行こう。

タクシーには待たされたが良い一日だった。
動けない身体でも典子さんに介助してもらって、素敵な秋の空気を吸えたんだもの。

音を作れない今日を有意義に過ごす為、詩を書いた。
今の僕の本音がこれだ。

    生きていたい

このままでいいのさ 治らなくていいから
この野郎
生きていたい 君がいるから
チクショウ この野郎
君がいるから そばにいるから
君がいるから そこにいるから

乱れ咲く花に 春を感じて 
この野郎
生きていたい 消え去るのは嫌だ
チクショウ この野郎
汗にまみれた 夏を過ぎても
君がいるから そこにいるから

枯れ行く秋に わびを感じて
この野郎
生きていたい 消え去るのは嫌だ
チクショウ この野郎
くそ寒い冬に 懐に愛を
君がいるから そこにいるから

このままでいいのさ 治らなくていいから
この野郎
生きていたい 君がいるから
チクショウ この野郎
君がいるから そばにいるから
君がいるから そこにいるから

やっぱり音楽作りしか出来ない僕だ。
でも僕には音楽がある。

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高橋忠史のライブ紹介

高橋忠史ホームコンサート 自宅アパート
1870004 東京都小平市天神町2-15-2-203

(西武新宿線 小平駅 南口下車徒歩10分)
車で来られるかたはアパート内の駐車場、車止めが白いペンキで塗られている所に止めてください。

11月 3日14時00分~
料金 無料
(カンパ おひねり 受け付けます)

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