何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

ますますピノキオ

2019年05月09日 05時56分53秒 | Weblog
とにかくリハビリだ、それしかない。
台所をぐるぐる回り、トイレのほうに足を運び、歩行器にすがってそれでも歩く。
身体に負荷をかける、それがリハビリだ。
適度に疲れを感じて、筋肉を衰えささないように・・・。
病気を治す薬はないから、神経がなくなっていくから、・・・でも絶対あきらめない。
負けてたまるかー。
毎日のように失われてゆく機能に逆らうように歩く。

朝暗いうちに起きてしまう。
しばらくベッドの上で体調を整える。
ずり落ちるようにベッドから降りる。
パソコンの前に、身体を置く。
動かなくなってきた腕と指でブログの更新。
訪問してくれる看護師やリハビリの理学療法士の人達は、そんな変わりはないと言ってくれるが、体のあちこちが、確実に動かなくなっている。
ふらつく頭で振り向いて、夜はトイレに立たないように着けている尿袋(バルーン)をはずし、キャップと変える。
震えながら歩行器にすがって立ち上がる。
動かない足のわずかな感覚を感じて、トイレに向かう。
キャップをはずして尿を出すのだが、思うように手が動いてくれない。
便器の外に尿をこぼさないように出すのが大変だ。

ついこの間まで、何気無く簡単にやっていた事が、必死のおもいで、力を何倍も使わないと出来なくなってしまった。
暮らしの総てがリハビリだと、以前と変わりなく暮らすようにしているが、運動機能は刻一刻と衰えて過ぎてゆく。
くそー、負けてたまるかー。

今日は理学療法士が来てくれたので、外に出た。
歩行器で2号棟の周りを1周。
風は強かったが、暖かかったし、理学療法士が見守ってくれていたので、以前のようには歩けなかったが、よれよれながらも何とか歩けた。
ますますピノキオになっている事を感じる忠史でした。


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高橋忠史のライブ紹介

高橋忠史ホームコンサート 自宅アパート
1870004 東京都小平市天神町2-15-2-203
(天神町2丁目アパート(都営住宅)2号棟2階203号室)
(西武新宿線 小平駅 南口下車徒歩10分)
車で来られるかたはアパート内の駐車場、車止めが白いペンキで塗られている所に止めてください。

2019年6月1日 14時~(午後2時~)
料金 無料
(カンパ おひねり 受け付けます)

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