何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

519日目 縣家ホームコンサート

2005年08月27日 12時26分24秒 | Weblog
8月26日

 縣家最終日、台風一過、ものすごくいい天気。暑い、8時過ぎに目が覚めたが、根性で11時過ぎまで眠った。とにかく眠る事が癒しだと思って、汗をかきながらも眠った。

 それだけ眠っても、まだ身体がだるい。長年たまった疲れはそう簡単に抜けるものではないのだ。毎日移動して唄っているときにはわからないのだが、こうして、ゆっくりさせてもらっている時にこそ、今の体調が良くわかる。この気だるい状態が、今の僕の、維持できている最高の調子なのだ。

 ライブは、1時半から。今日も、智ちゃんの友達のお母さん達。前回は若いお母さん達が多くて、珍しくとまっどったライブだったが、今日は知っている人が多く、新曲の「ほたら ぼちぼちいこか」で、掛け合いの部分を作ったので、その曲で、和やかな雰囲気も出て、今回の縣家連続ライブの締めくくりとしてナイスなライブになった。

 みなさんと、しばらくお茶を飲んで、4時前に縣家を出た。

 途中、食料を買い込んで、春野町へ。坂下さんの店に寄って、明日の打ち合わせを簡単に済ませ、勝坂に戻った。明日は明日の風が吹く、明日の準備は明日にして、ごろごろ過ごし、今夜は12時には眠る事にした。

 寝ようと思っていた11時ごろ。ここ10日間以上、痛んでいた歯槽膿漏の左上の奥歯。唄っていても痛みが走り、ライブの最中にも、舌で、痛みのない位置に押し戻してごまかし続けていたのだ。
 このままだと、雑菌が脳にまで達して死んでしまうかもしれないと、不安だったので、しょっちゅう、隙間ブラシを使って、歯肉の奥まで掃除していた。

 その奥歯をいじっていたら、歯肉からはがれそうな気配を感じた。かなりの痛さだったが、歯槽膿漏に冒された歯を、奥に手前にと何度も何度も動かした。そのたびに、かなりの痛みが走る、何度か繰り返しているうちにバリッという音が耳の奥に感じた。次の瞬間、痛みがなくなり歯肉と歯が離れて、スポッと歯が抜けた。かなりしっかりした3本足の歯だった。虫歯ではない。が根っこのほうはかなり老化した感じでくすんでいた。歯が抜けると、痛みはすっかり消えた。
 身体のだるさの原因のひとつに、歯の痛みがあったが、そのひとつの原因が消えた。だが、右下の奥歯は虫歯だ。こちらは、かむと痛い。でも、今まで両奥歯で噛めなくて苦労していたが、左奥歯で噛む事ができるので、食べ物の消化も少しはよくなってくれるだろう。

 歯が痛まないって、なんて素敵なんだろう。今夜は、ぐっすり眠れそうです。

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