何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

五体不満足

2015年04月22日 08時51分54秒 | Weblog
散歩を終えて、井戸端会議。今週はアパートの掃除当番だ。週はじめに雨が降り風も強かったので道路に葉っぱがけっこう落ちている。井戸端会議の最中に、ちり取りとほうきを持って掃き掃除。ほうきを思ったように動かせないので、葉っぱをはき寄せようとしても空振りばかりして、なかなか落ちた葉っぱをはき集められない。
今まで簡単に出来ていた事が、ことごとく大変な作業になっている。
いつも書いていることだが、五体が不満足になってくると、今まで出来て当たり前だと思っていたことすべてが当たり前で無くなった今、当たり前と思えていたその一瞬一瞬がどんなに幸せな事だったかと思い知らされる。

でも、簡単に出来なくなって、もどかしいほど時間が掛かっても、掃き掃除が終わって、きれいになった道路を振り返ると、苦労しただけ満足感と充実感がみなぎってくる。五体不満足も大変だけど悪いもんじゃない。
五体満足の時、見えなかったものが見えるようになり、感じる事が出来なかったことを感じれる感性が宿ったから。

それはいいんだけど、パソコンのキーボードがうまく打てなくなってきた。思ったキーをはずして打ってしまうので、この文章も何度も打ち直しながら書いている。時間が無くなってゆくと言うのに、一つ一つの作業に時間が掛かってしまうのは、ん~ん、歯がゆい。


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