何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

正直に表現すればいい

2018年07月12日 07時10分20秒 | Weblog
唄のイメージは何度も練習して、完全に出来上がっているのだが、練習を何度繰り返してもうまく声をだせない。
イメージどおりの唄い方が出来ない、悔しい涙が出るほどだ。
まだ何処かで元気な頃の自分に戻りたいと思っている。

ちゃんと唄えない高橋忠史が、今の僕のありのままの姿なのに。
唄えなくても、必死で唄おうとする姿が人に何かを伝えるんだ。

昔、歌唱力においてはかなり自身を持っていた。
若い頃から(10代の頃)演歌歌手の歌唱力には一目置いていた。
その為にクラシックの歌唱法と演歌の歌唱法を身に着ける為に、両方の先生について習った事もある。
ラジオに出ていた頃に、ロック歌手に大きい声を出せなきゃと言われた事が気になって喉にポリープを作ってしまい医者に手術すると言われるほど腫れ上がった事もある。

東京に出てきてレコード会社と出会い、プロの歌手と出会ってそんな自信は微塵に壊された。
上手い歌手は雨後のたけのこのように沢山いた。
プロの世界、上手いのは当たり前なのだ。
その上で、人とは違うものを持っているかどうかだ。
今、唄はへたどころか唄えない、だけど誰も知りえない世界で希望を探している僕がいる。

唄い続けようとする、今の僕を、ひたすら正直に表現すればいい。

そう思ったら言葉が空から落ちてきた。
書きとめて置こう。


     ほんの少しだけ

守りたい 隠したい 増やしたい
欲望は どこまでも 上昇気流に乗り
人のやる気を 高めてくれる だけど僕達は

守るため 隠す為 増やす為
大切なものを 無くし続けてるかも知れない
ほんの少し 有るだけで 良かったはずなのに
ほんの少しだけで


無くしてしまうものまで 残そうとして
必要なものが わからなくなっている
あの世に旅立つ誰もが 
持てるものが無いとわかっているのに

守るため 隠す為 増やす為
大切なものを 無くし続けてるかも知れない
ほんの少し 有るだけで 良かったはずなのに
ほんの少しだけで


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高橋忠史のライブ紹介

高橋忠史ホームコンサート 自宅アパート
1870004 東京都小平市天神町2-15-2-203

(西武新宿線 小平駅 南口下車徒歩10分)
車で来られるかたはアパート内の駐車場、車止めが白いペンキで塗られている所に止めてください。

7月14日(土)14時00分~
料金 無料
(カンパ おひねり 受け付けます)

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高橋忠史

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