何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

今夜は栗ご飯だ

2015年09月14日 18時06分28秒 | Weblog
アパートから200メートル程の所に、大きな栗畑があった。
いつも散歩でよく通る道なのにどうして気が付かなかったんだろう。
50㎡はありそうな大きな栗畑なのに。
先日の空にそびえ立った一本の大木といい、散歩するようになってから辺りを注意深く観察するようになったと思っていたが、何にも見えてなかった。

いや、何にも見えてないんじゃなくて、人は自分に興味のある事だけ見ようとして、それ以外のものは見えなく出来ているのかも知れない。
どうして今日に限ってはじける栗が目に入ってきたか、実は理由がある。
秋の気配が、食欲を刺激する。
秋と言えば、きのこ、秋刀魚、栗、僕の脳裏に食卓に並ぶうまい食材として浮かぶ。
駅前まで散歩して、スーパーマーケットでちょいとウインドウショッピング。
入り口に置かれてあった炊き込みご飯セットが目に焼き付いた。
普通の五目炊き込み、松茸炊き込み、そして栗ご飯。
でも買わずに帰り道についた。

今日は遊歩道をやめて違う道を選んだ。
枯れ葉が所々に落ちている。
初秋の爽やかな風を受けて気持ちも爽やか。
天高く馬こえる秋。
なんだかお腹が空いてきた。
そんな時浮かんだのはさっきスーパーマーケットで見た栗ご飯。
どうしても食べたくなった。
アパートの近くにもスーパーマーケットがある。
そこで栗ご飯セットを買う事に決めて、スーパーに向かう方向に進路を変えた。
もう頭の中は栗でいっぱい。
「あれっ。」
目の前に、ふさふさと見事に実った栗の木の林。
イガイガは所々茶色くなって弾け中から丸々実った栗が顔を出していた。
「こんな所に栗畑があったなんて。」
空腹のいやしさが普段見えてなかった風景を見せてくれた。
これまでも、見逃してきた来たこと沢山あるんだろうな。

とりあえず、秋ですね。

帰り道、もちろん栗ご飯セットを買って帰りました。
もうすぐ炊き上がります。今夜は鮭と栗ご飯だ。

秋をいただきます。

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