何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

万年少年

2020年09月30日 03時47分10秒 | Weblog
何年か前まで僕も歩いてた。
老人ばかりがかよう、昨日は新しい病院、泌尿器科もある清瀬市の「東京病院」大きな所だ。
僕の目の前を、二本の足で歩く人、杖を突いて歩く人、歩行器にもたれて歩く人、走っている人、・・・もう僕は立つ事も出来ない、うらやましい。

ミックスダウンに又発見があった。
全体ディレイは曲によって掛けたり掛けなかったり。
ギターにディレイを掛けて左右に振ってやるとふりはばによってギターの音がふくらんだり台数が増えたりし、立体感が出る。
各パート全部にノイズを削る薄いエフェクトを掛けると、なぜだかわかんないがライブ感が出る。

9月も終わる。
5年前病気を医師から知らされたとき、驚いた。
まさか、僕が明日息を引き取っているかもしれない、治療法の無い病気に掛かっているなんて。
信じられなかったし、すぐに死ぬと思って毎晩恐怖に怯えてた。
それから5年、そう言う意味では長く生きてる。

病気はマイナス面だけじゃなかった。
病気と知って散歩するようになって、四季の移り変わりを知ることが出来たし、散歩で出会った人達と自治会にも参加できた。
病気を知ってから、チャレンジする事に事欠かなくなった。
本当の意味で僕は生きはじめたんだ。
もう歩けなくなってしまったし、命も残りわずかだろうけど。
僕は生き始めた。




  万年少年

青臭い夢を 語っている
青臭い夢と 笑われて
子供の頃の 正義って奴を
いまだに そのまま 唄ってる

見えない世界が 見えていた
見えない世界を 見つめ続け
土管の船で 荒波を
蹴散らし 蹴散らし 越えてゆく

嘘つき上手な大人
嘘つき上手になってゆく
自分の力で 食べ始め
噓もほうべん 生きる道だと

言い訳しながら 語っている
青臭い夢と 笑われて
子供の頃の 正義って奴を
いまだに そのまま 唄ってる

最新の画像もっと見る

コメントを投稿