何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

4/26(土)録音に入る前に・・

2014年05月17日 15時30分09秒 | Weblog

録音に入る前に、もう一度考えなきゃならないことがある。と、恐怖のオンボロ車の中で考えた。
どうして、何度録音しても唄に力がないのか、指が動きにくくなったとはいえリズムの揺れが大きすぎるのはなぜか。

そんな事を考えながら、今できること、車を休める為に止まっている時間に、CDジャケット製作と歌詞カードのレイアウトを済ませた。

何をしなければいけないかを見つけた。臆病になっていることを。ロレツがまわりずらくなっている事は仕方が無いと言い聞かせてきたが。心の奥底で悔しさがくすぶっていた。だから、ちゃんと唄わなきゃいけないという思いばかりが先行して、力いっぱい思いっきり良く唄う事を忘れてしまっていた。だから、譜面の上に言葉を置くように弱々しくしか唄えなかった。
悔しさは、簡単に消えるものでは無い。なら、どうすればいい。何度も何度も考えた。
ロレツが回りにくいのは、さ行、た行、ら行だ。歌詞の中でその苦手な行の言葉を少なくすればロレツを気にせず思い切って唄えるはず。
苦手な行の歌詞を意味は変えず、違う表現に変える、その作業と、唄い方のアクセントを変えて、言葉とリズムの同期を良くする為にひたすら何度も唄って慣れていく。
その両方のことを同時進行させているうちに夜になってしまった。今日中に録音終了の目標にはまるで届かなかったが、大きく進展した。

明日は、朝、8時半ごろ古河駅を出発して行けるところまでとことん歩きます。ギターとリュックで歩くつもりだったのですが、録音の課題が残ってしまったので、その時間を作る為にとことん歩きたいと思ってます。
肥谷さんがコメントくれたように、苦しいことが良い思い出になる、そう、うまくいかないことが続く毎日を乗り越えてゆけば沢山の素敵な思い出に変わってゆくんだと自分を励まして明日も頑張ります。
その為に、今日は早くねます

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