何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

ミディアムゲージ

2015年05月30日 21時18分46秒 | Weblog
病気がわかって、ギターの弦をミディアムからライトに落とし、指の感覚が無くなって(左の薬指と小指)からは、もうひとつ細い弦のエクストラ・ライトに落としてライヴにのぞんでいた。
握力も弱くなり、食事の後の食器洗いでも、意識して茶碗を持ってないと滑り落として割ってしまいそうになる。そんな僕の食器洗いを見るに見かねて典子さんが洗うようになった。
そして最近左手で部屋の鍵を開けようとしても鍵穴に鍵がささらない。歩いていても左足の突っ張り感が激しい。運動機能の劣化は左足半身がはげしいようだ。

普通ならギターは弾けない状態だ。オープンチューニングでかきおろすだけのギターは奏法を考えなきゃいけなくなってきたが、ここであきらめたら高橋忠史じゃない。
ギターの弦の強度を落として、何とかギターを弾き続けようとする、消極的チャレンジではなく、目標を高く持ってレベルを下げる事なく積極的チャレンジで行くと決めた。

明日のライヴから、ギターの弦はミディアムゲージに戻す。
朝、ハードオフに出掛け、ヤイリーのミディアムゲージを買って来て、すでに弦は張り替え、しっかり練習もした。さすがミディアムゲージ、弦のテンションは高く、握力の無くなった左腕はパンパンにはってい。どうしても、ミスタッチが多くなる。だが音圧が上がり音色も数段良くなった。
ミストーンが多くなる分、気持ちを思いっきり込めて唄う。
高橋忠史はどんなときでもチャレンジャーだ、最悪であればあるほど、高見を目指すチャレンジャーだ。

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