何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

切株に咲いた霜柱

2016年01月13日 16時38分09秒 | Weblog
氷点下の朝だった。
朝の散歩は止めたが、足が思うように動いてくれないから、足の筋肉をほぐす為にスティック2本持ってアパートの周りを少し歩いた。
はく息が白い水蒸気になってボワッと広がる。
風がないから、空中に残った自分の白い息をつきやぶって歩く。
本格的な冬が、やっと、東京にもやって来た。
アパートの遊歩道の植木には白く霜がこびり付いていた。
枯れ木の切株の上に霜柱を発見。
これは、珍しい。
スティックを道に置いて、切株の霜柱を撮影しようとしゃがみ込んだらバランスを崩して尻もちをついてさまった。
立ち上がろうとするんだが、うまく力が入らない。
氷点下に凍りついたアスファルトの冷たさが、お尻と起き上がろうとついた手のひらにしみて痛い。
やっと起き上がって切株の霜柱を撮影。

差し込んだ朝陽に乱反射した光が美しかったが、太陽のぬくもりにやがて溶けてしまう、はかない命。
せめて溶けるまで、輝き続けてくれー!。
僕も最後まで、命輝かしたい。