いくえしれず

気持ちの感じるままに どこにいくのやら

A due passi(ア・ドゥエ・パッシ) ~大垣市~

2015-11-13 | グルメ-イタリアン
体調が回復の兆しにあったので、ようやく結婚記念日のお祝いに『A due passi(ア・ドゥエ・パッシ)』へ↓
何と家具屋さんの隣に併設されており、外観はもちろん店内も明るく綺麗でオシャレな雰囲気。
しかも声楽家のスタッフさんが企画したコンサートも開催されているそう、素敵です。

期待高まる中、早速注文したのはメインが付いたランチセット¥2900。(メイン無しは¥1900)
冷菜「多田さんの生ハムとサラミとトルタフリッタ」
初めて食べたトルタフリッタはイタリアの揚げパンのようなもの。でも食感はフワモチです。
温かいトルタフリッタの上に生ハムを乗せて食べるんですが、生ハムの脂が口に入れた瞬間に
溶けだすような感覚で、その塩気が丁度いい。もっと食べたいと誰もが思うと思う一品。

温菜:左「菊芋とパルメザンチーズのスフォルマート」 右「カネーデルリ」
私が選んだスフォルマートはスフレのような食感で柔らかく、チーズの香りが広がる一品。
初めての食感でしたがチーズがしっかり主張していたので思わずお酒が飲みたくなりました。
もう一つのカネーデルリは、説明に“パンとチーズ、スペックのおやき”とありました。
スペックとは燻製したハムの事らしいです。パンと言う事で食感はフワフワなんですが
スフォルマートよりは食感的に食べ応えを感じられました。これも美味しかったんですが、
意外と付けあわせのキャベツがすごく美味しくてびっくりしました。どんな調理を施して
あるのか聞いておけばよかったと後悔…これならキャベツ大量消費できると確信できます!
前菜は程よくこれからのメインを楽しめるぞという量でした。(男の人には若干物足りないかも…)

パスタ①「タラと玉ねぎ、黒オリーブ、フレッシュトマトのスパゲッティ」
私が選んだパスタです。魚介のいい香りがするのはもちろん味にもしっかりしみ込んでました。
フレッシュトマトは酸味が邪魔する事なくさっぱりと食べられます。それに黒オリーブのパンチが
時々きいていて本当に美味しいいパスタでした。最後に残った魚介のダシたっぷりソースは、
もちろんパンできれいさっぱり全部美味しく頂きました♬
パスタ②「ズッキーニとカリフラワーのアメリケーヌ風スパゲッティ」(エビのだしベース)
エビのだしベースなのでもちろんエビの香りはしますがパスタ自体すごく濃厚ではなく、これも
さっぱりと頂けるパスタでした。思ったよりあっさりしてましたがこの後のメインはお肉なので
それを考えるとちょうどよかったのかもしれません。
ちなみにランチとは違い、ディナーのパスタは手打ちにこだわってらっしゃるそうです。
それもぜひ食べてみたいところ!

メイン「岐阜県産ボーノポークの肩肉のバルサミコ煮」
このレストランの看板料理の一つじゃないかと思いますが、とにかく…最高でした!
今までこんなに美味しいポークを味わった事が無いというぐらいの衝撃を受けました。
ナイフを入れた瞬間にホロホロと崩れるほど煮込まれた豚肉は、口に入れた瞬間無くなるぐらい
柔らかいのに、その中でもしっかり豚肉の主張をしてくる味わい深い一品。一緒にのっている
カリフラワーのソースがこれまた何とも言えない絶妙な味で一緒に口に入れると更に美味しい!
本当に近年一番美味しいと思う、あまりの美味しさに笑いが止まらなくなるお肉料理です、感動♡

デザート三種
お肉料理の後にピッタリのサッパリとしたもの中心のドルチェ。
右からパンナコッタとリンゴのソース、真ん中がパイナップルシャーベット、左はガトーショコラ。
お隣に座られていたメイン無しのランチコースのデザートとは内容が違いました。料理に合わせて
デザートも出されてるのかなと思いましたがどうなんでしょう。デザートもどれも美味しかったです。
特にパイナップルのシャーベットは、想像していたパイナップルの甘さはほぼ無く、素材そのままの
酸味を活かした味わいが楽しめる一品で、実は加工パイナップルの妙な甘味が苦手な私ですが、
美味しく頂けました。

こんなに最初から最後まで料理に対してワクワクが止まらなかったのは久しぶりの感覚です。
何より料理一つ一つに素材本来の味を大切にしている感じが伝わってきて、一口食べる度に
幸せを感じてました。更にメイン料理では、魚料理が無いということで急遽ディナーに出す
お肉料理を用意して下さって、それももちろん感動的美味しさで…これ以上「美味しい」と
連呼してしまうレストランは近年出会ったことがありません。逆に「美味しい」しか言えない、
伝えられない自分の貧相なボキャブラリーを恨むほど、伝えきれない美味しさ。接客も最高です!
本当は昨日どこかしらランチに行く予定でした。
でも予定が変わり、昨日は定休日でも今日は開いていると確認して即決し、予約の電話をしました。
食べる前や食べている間の「どんな食感だろう」とか「次は何だろう」という期待溢れるワクワク感、
食べ終わってからも続く余韻、思い出し笑いが出るほど幸せな気持ち。
もちろん料理からサービスに至る全てが素敵で心地よくて、距離関係無くここまで足を運び巡り会えた
ことを本当に幸せに思います。沢山の方にお薦めしたい、でも予約が取れなくなるほどになられると
正直複雑(笑)…それほど魅力的なレストランでした。また絶対再訪します、ごちそう様でした!
コメント
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