子供達の病気隔離中、自宅での仕事の為気を使った1週間。そのご褒美にと久しぶりにイタリアンランチ。
当日は大雪で現地に向かえるか心配でしたが、電話で確認したところ大丈夫とのこと。
自宅を出る時は雪国でしたが、向かうにつれ雪は減りお店は駐車場も除雪済。無事ついてよかった…
お気に入りなのに3年ぶりの再訪。スタッフ含め変わらず雰囲気がよく温かく迎えてくれました。
こちらのランチは二種類、ランチコースとメインコース。
私達はパスタまでのランチコース(2500円)を選択。第一&第二前菜、パスタ、食後の飲み物が選べます。
前菜から最後のデザートまでどれも美味しいと分かっているので前菜は二種類を一つずつ分ける事に。
第一前菜 多田さんの“ペルシュウ”とサラミとトルタフリッタ(揚げパン)
以前も書きましたが、ペルシュウとは熟成24ヶ月の国産生ハムで、全国でも扱うお店は限られるそう。
食べた瞬間に脂が溶けるような上品な柔らかさと適度な塩味。
サクッと揚げた軽い食感の揚げパンとよく合う。贅沢な前菜。
同じくもう一つの私が注文した第一前菜 たっぷり野菜のミネストローネ
色々な野菜がその名の通りたっぷり入っているので、野菜の甘味や旨味が濃くて体が温まるスープ。
雪が残る寒い日だったので求めてたスープでした。シンプルで優しい味が胃に染みわたる。
第二前菜は揚げ物をチョイス 海老とカルチョーフィのフリット
カルチョーフィとはアーティチョークのイタリア語(複数形)。フリットの衣は軽い食感。
海老は素材の味が詰まってプリっと食感がよく、カルチョーフィは少し苦味を感じました。
正直アーティチョークは苦手ですがこれはかなり食べやすかった。
何よりフリットの下に安納芋のペーストが敷いてあるので一緒に食べると苦味は中和される。
一緒に食べる事で味の変化も楽しめる楽しい前菜。美味しくてもっと食べたいぐらいでした。
もう一つの第二前菜 カネーデルリ(パンとチーズのお焼き)キャベツとクミンのサラダ添え
お焼きのようなふわっとした食感。付け合わせのクミン入りキャベツも味が全然違って面白い。
どちらの前菜もメインへの期待が高まる一品。両方の前菜を分けて食べられて贅沢な気分にもなります。
メインのパスタは今回は6種類からお互いに食べたい物(だいたい被るんですが;)をチョイス。
まずは以前、魚系が美味しかった印象から 魚のプッタネスカソース(ほんのりトマト)
魚と野菜のソースがパスタによく絡み、トマトの酸味はメインの味を邪魔しない程度にまとまっている。
鼻に抜ける香りもよく、しっかり魚が主張しているソースは本当に絶品。パンに付けても美味しい。
私のメインパスタは珍しくクリームで。 サルシッチャとしめじのクリームソース
サルシッチャとクリームの組み合わせが斬新だと思っていつもは迷う注文も即決だった一品。
サルシッチャの肉々しさの中にハーブの香りが加わり、爽やかな味をクリームがまとめている。
クリームソースにもその香りがうつり、もちろんパスタにもよく絡んで最高に贅沢なパスタに。
今まで味わったクリームソースの中で上位に入る美味しさ、香り、素材の組み合わせが楽しいパスタ。
食べ切るのがもったいないと久しぶりに思う程、これはもう一度お願いしても食べたいパスタです。
ただ、最後まで美味しいのがココ。パスタの名残惜しさを打ち消すかのような美味しいデザート三種。
特に真ん中のゼリーには私の大好きなお酒、カンパリが使われていて、少し苦味のある大人なデザート。
その味わいは作り方を習いたいほど。もしくはお願いしてテイクアウトしたい程絶品でした。
ランチの値段は近年の物価高騰などのあおりを受け値上がりしていましたが、その金額を払う価値が間違いなくあるランチ。
普段のランチを我慢してでもこちらに通いたいぐらいどれも最高で幸せな時間が過ごせました。
最後にシェフと少しお話させて頂きましたが、とても人柄がよく料理に真摯に向き合う姿勢が素敵でした。
いつも美味しい料理をありがとうございます。次はいつ行けるかなぁ…ごちそう様でした!
●住 所→岐阜県大垣市墨俣町二ツ木214-1/0584-62-7887
●定休日→水曜日、月1回木曜日
●営業時間→11:30~14:30、18:00~22:00(L.O.21:00)