みそ汁はたまご入り

群馬の山奥・通称ムーミン谷に住んでいる プライベーターラリーストのライブログ

EMIGEAR:For次世代ラリーのスタンダード!?八ヶ峰ラリーに向けて

2010-10-16 15:03:20 | たまご足オリジナルダンパー

オールスターラリーと地区戦が併催される来週末の

八ヶ峰ラリーは今後のラリーのスタンダードとなりうるかもしれません

このラリーはターマックとグラベルのミックスラリーですが

セクションでターマックとグラベルを分けるのでは無く

敢えて同じセクションにターマックとグラベルを混ぜています。

セクションで分けてしまうとタイヤ交換から足回り交換まで

する事になりエントラントのコスト増大に繋がります。

使用タイヤをラリータイヤ限定にし、ミックス路面にすることで

コストの軽減を図ろうと言う試みです!

許されるのはタイヤ交換のみで、タイヤ交換の場所と

時間も設定するそうです!

スペアタイヤは2本までとJAFの規定で決まっていますので

山有りか、山の減ったタイヤを積んでターマックとグラベルで

交換するという設定ですね!

こういう設定に賛否両論は有ると思いますが

参加者のコストを下げると言う意味では非常に有効な設定

だと思います。

個人的にはラリータイヤのターマックは大歓迎です

全日本ラリーはこういう設定にはしないと思いますが

地区戦以下のラリーは少なからず今後このような形態の

ラリーになっていくのでは無いでしょうか

で、何故この話題かというとこれからのラリースタイルを

考えそれに対応出来るようにして企画・製作されたのが

EMIGEARなのです

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これは、八ヶ峰ラリーに使用する、CT9A用

ターマック&グラベル兼用減衰のEMIGEARです!

本日入庫しました!ギリギリですが間に合いました

ターマックもグラベルも両方使えるサスペンション

有るようで無いし、簡単なようで簡単に作れない

サスペンションです

元々のダンパーに容量があり尚かつ

ターマックを走る上で最も重要な

ピストンスピードの低速の

減衰力がしっかり出ていれば

スプリングに頼らなくても走れる為、あえて硬いバネレートにしなくても

24段階の減衰力調整でグラベルからターマックまで

減衰力の変更だけでも十分に走れます!

ちなみに海外製のインターラリー用サスペンションは

確かに容量は十二分に有りますが

ピストンスピードの低速の減衰力が不足

しているモノが多いので

ターマックでは使えないことが多いです!!

海外のコースでは国内の様な低速のコースが少ない為

低速の減衰力はあまり必要とされないからです!

また、ターマックの比率が多い場合は全長を調整して、

グラベル用より若干車高を落としてターマック側に振ることも

可能です!

以前にも説明しましたが、オールターマックラリーでも

バネとシート類だけ交換すれば、車高を落としたターマックラリー

仕様にもすぐに変更出来ます!

グラベルラリーとターマックラリーを1セットのダンパーで

出られるのはコストダウンに繋がるはずです

兎にも角にも、このオールスターラリーには今後のラリーの

スタイルのテストケースとして期待しています