オールスターラリーと地区戦が併催される来週末の
八ヶ峰ラリーは今後のラリーのスタンダードとなりうるかもしれません
このラリーはターマックとグラベルのミックスラリーですが
セクションでターマックとグラベルを分けるのでは無く
敢えて同じセクションにターマックとグラベルを混ぜています。
セクションで分けてしまうとタイヤ交換から足回り交換まで
する事になりエントラントのコスト増大に繋がります。
使用タイヤをラリータイヤ限定にし、ミックス路面にすることで
コストの軽減を図ろうと言う試みです!
許されるのはタイヤ交換のみで、タイヤ交換の場所と
時間も設定するそうです!
スペアタイヤは2本までとJAFの規定で決まっていますので
山有りか、山の減ったタイヤを積んでターマックとグラベルで
交換するという設定ですね!
こういう設定に賛否両論は有ると思いますが
参加者のコストを下げると言う意味では非常に有効な設定
だと思います。
個人的にはラリータイヤのターマックは大歓迎です
全日本ラリーはこういう設定にはしないと思いますが
地区戦以下のラリーは少なからず今後このような形態の
ラリーになっていくのでは無いでしょうか
で、何故この話題かというとこれからのラリースタイルを
考えそれに対応出来るようにして企画・製作されたのが
EMIGEARなのです
これは、八ヶ峰ラリーに使用する、CT9A用
ターマック&グラベル兼用減衰のEMIGEARです!
本日入庫しました!ギリギリですが間に合いました
ターマックもグラベルも両方使えるサスペンション
有るようで無いし、簡単なようで簡単に作れない
サスペンションです
元々のダンパーに容量があり尚かつ
ターマックを走る上で最も重要な
ピストンスピードの低速の
減衰力がしっかり出ていれば
スプリングに頼らなくても走れる為、あえて硬いバネレートにしなくても
24段階の減衰力調整でグラベルからターマックまで
減衰力の変更だけでも十分に走れます!
ちなみに海外製のインターラリー用サスペンションは
確かに容量は十二分に有りますが
ピストンスピードの低速の減衰力が不足
しているモノが多いので
ターマックでは使えないことが多いです!!
海外のコースでは国内の様な低速のコースが少ない為
低速の減衰力はあまり必要とされないからです!
また、ターマックの比率が多い場合は全長を調整して、
グラベル用より若干車高を落としてターマック側に振ることも
可能です!
以前にも説明しましたが、オールターマックラリーでも
バネとシート類だけ交換すれば、車高を落としたターマックラリー
仕様にもすぐに変更出来ます!
グラベルラリーとターマックラリーを1セットのダンパーで
出られるのはコストダウンに繋がるはずです
兎にも角にも、このオールスターラリーには今後のラリーの
スタイルのテストケースとして期待しています