先日の京都の全日本ダートラの時、MOTECでセッティングした
改造車ですが、何故かA/Fが濃く出てしまいました
1本目が終わってそのログデータを元にセッティングして
かなり燃料を薄くしたのですが、2本目も狙ったA/Fには
届きませんでした
それからずっとログデータを見直していたのですが
やっと、原因が特定出来そうです。
と言うか色々考えていくと消去法で残った物は一つでした。
ログデータを見直しても特に変な補正が入っているわけでも無いし
異常は見つかりません。
あとは、セッティングした状況と異なる項目を考えます。
まず、
ラムダセンサーは同じ物か? 同じ物を使っている。精度も狂っていない。
燃圧は変更したか?燃圧レギュレーターは付いているが変更はしていない。
燃料ポンプは?ボッシュですが、セッティングの時から変更無し。
標高は?コスモスパークは310mで大気圧補正は行った。
あと、セッティングの時と違うのは本番のみ燃料クーラーを使用
したことでした。
安全タンクで容量が小さい為と燃圧が高い為に、
燃料がどんどん熱を持ってしまう為の対策だと思いますが、
これほどA/Fが変わるとは思いませんでした・・・
勉強不足でした!すいません!!
ラリー車では燃料の温度の対策は何も出来ないので考えもしませんでした・・・。
本来は燃料を冷やすことでシリンダー内の
酸素濃度を高めることが出来、
燃焼効率を上げられると言うのがメリット
なのだと思います。
セッティングの時に比べて燃料の温度が下がった結果
燃焼室温度が下がりセッティングの時の燃料噴射量
ではA/Fが濃くなってしまったのだと思われます。
あくまで、推測にしか過ぎないのでもう一度
セッティングしてみれば判ることですね!
有る物でやる!のが自分の流儀でも有るので
燃料クーラーが有っても無くても良いですが、
使うなら常時使う用にしてセッティングしなくてはなりませんからね。
理想を追求するなら燃料温度センサーを付けて貰えれば
燃料温度に対する燃料噴射量の補正マップを作って
補正を架ければ常に同じ条件で燃料を噴射出来るので
常に安定したA/Fを維持出来ますけどね・・・
個人的にはダートラの1分半位なら無くても良いような気がするのですが!
燃料の温度がどれ位出力に影響するかはこれから勉強しておきます。
出力の1番出る水温や油温、出力の出る吸気温、排気温も
有るように冷えていれば出力が出るわけでも無いと思うので!
現状では十分以上の燃圧もあり、インジェクター開弁率も
全然余裕なので、これなら少し燃圧を落としてあげても
良いような気がします。
燃圧を上げておけば安心出来るという気持ちもわかりますが!
電子制御の車に1番重要なのは電圧です。燃圧では有りません。
ねんあつよりも♪で・ん・あ・つ♪
と某バイク屋のCMソングが頭から離れません
入する事でシリンダー内の酸素密度を高めて燃焼効率を改善させる