タイニーハウス東京

東京でタイニーハウス暮らしを実現する。超小型木製トレーラーハウスの自作にチャレンジ

雨漏り対策 その2

2017-10-19 17:45:32 | キャンピングトレーラー自作
ここ暫く雨続きで少し憂鬱になります。但し、雨漏り箇所の特定には好都合です。

一昨日の朝までは、先日報告したように軒側を上げて棟側を下げ屋根に緩い傾斜を付けた状態でした。こうすれば、少しは水の流れが確保できるので防水の役に立つのではとの想定です。(以後モード1)




そして、それ以降は通常のポップアップ状態で屋根の傾斜は約30度の結構な傾斜付いた状態です。(以後モード2)



上記のモード1の状況で3日ほど雨に晒した状況で、以前のフラットにしていた時よりはかなり改善されていますが、やはり雨漏りが生じていました。発生場所はドア付近の上方の部分、別の言い方をすると棟側のアルミ複合材の繋ぎ目部分に当たります。染み込んだ雨水が屋根の棟内に少し溜まっており、ポップアップモード(モード2)に戻した際に、室内に溢れて来ました。但し、その他の部分も確認しましたが、全く雨漏りは認められませんでした。

では、モード2ではどうかと言うと、昨日今日の雨脚が前ほど酷くないので単純な比較にはなりませんが、手で触って見たところ同じ部分が微かに湿っている状態です。一昨日と比べるとかなり軽度です。但し、同時にエクスパンション部分の外側の屋根部分に非常に少量ですが雨水を認めました。このエクスパンション部は雨のため締め切っていたのですが、隙間から水が伝って来たのかもしれません。また、前回寝具が濡れた時のように屋根からの雫が溜まったものかもしれません。今回はエクスパンション部の床面は全く濡れておらず被害はゼロでした。又、ドアの下のカーペットが湿っており、明らかに何らかの雨漏りの形跡が伺えます。因みに、ドアの内側にはカーテンが設置されていますが、そのカーテン含め全く濡れていません。と言うことは、先述したドア上方の屋根から滴り落ちた雨水が濡らしたものと推測されます。




対策を現在検討中です。

取り敢えずドア上方の屋根の繋ぎ目については再度コーキング剤を追加して見ます。但し、コーキング剤だけでは劣化するのは必然なので別の手も考える必要があります。現在は三つの方法を考えています。費用や手間暇も考慮して対策を決めて行きたいと思います。

①防水シート
ターポリンのような防水性の高いシートで屋根全体を覆うのも一つの手法です。現に屋根材として使われている方もいっらっしゃるので、防水性は確保されると考えています。更には費用面、工数を考えても実行しやすい対策と認識しています。一方でターポリンシートの耐候性、耐久性が共に低く、以前に作ったルーフテントのカバーを見ても2年くらいでボロボロになっています。当面の対策としては簡便ですが…少し悩むところです。但し、暫く凌げるので良いかな…とも思っています。

②ウレタン皮膜
これはウレタン樹脂を屋根に塗布し2-3mm厚の防水皮膜を形成するものです。水性のものもあり比較的作業が簡単であることがメリットです。耐久性も高く12〜3年は持つようなので十分です。欠点は、未だ十分に調べ切れていませんがウレタン樹脂材が高いことでしょうか。

③FRP
キャンパーの屋根で良く使われているFRPですが、防水性、耐久性共に非常に高くある意味完璧な対策です。元々、トレーラーをFRPで作ろうと思っていたくらいなので、そのメリットは良く知っています。但し、樹脂主剤の毒性も高くきちんとした作業装備が必要なこと、また硬化した後の表面処理に非常に手間がかかるため(この部分は屋根なので少し手抜きできると思うが…)、覚悟して臨む必要があります。更に言えば、どうせFRP化するなら、発泡ウレタンを芯材にエポキシ樹脂を使って軽量化を図りたいと思ってしまいます。昔、シーカヤックのスケグを自作した小物製作の経験ぐらいしかありませんが、構造材として木材も使えるので一層ぐらいで比較的簡単に作れるのではとも…考えたりしています。

この雨漏り対策は早急に実施したいと思っていますが、雨が続いており作業ができないので、暫くは室内の収納スペース確保のための作業を先行させようかと思っています。



関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s