ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

THE NOTEBOOK(NICHOLAS SPARKS)

2022年06月16日 | 海外ミステリー(洋書)

NICHOLAS PARKSのTHE NOTEBOOKを読んだ。

213ページで、英語も平易であったため、2週間
かからず読むことができた。

ジェフリー・アーチャーの7冊を読み終えた中で、
ちょっと、毛色の違った本を読みたくなった。

「君に読む物語」という日本語訳で有名であり、
映画化もされているので、以前から、興味があった。

アマゾンの評価の中にも、その静かな文体と流れに、
深呼吸の心地よささえ覚えます。
一文一文の温度と湿度、音を感じ取って味わって読んでください。
二人の心の動きが、文字から静かに響いてきます。
初めてのペーパーバックとして、お勧めします。と絶賛
しているものがあったが、わかるような気がする。

美しい詩が引用されているが、それをもっと、
理解できてたらなあと度々、感じた。

ストーリーは、前半と後半に分かれる。前半は、離れ離れに
なった若い恋人が、親の反対で離れ離れになるが、再会するが、
既に、女性には婚約者がいたのだ。
いったい、この二人は、結ばれるのか?

後半は、認知症になり、愛する夫を忘れることがある妻を
介護しながら、自分たちのレターを読み聞かせる物語だ。

1940年代というから、認知症となると、わかってないことも
多く、薬もなかった時代だと思う。

私の祖父や父母も認知症だった中で、愛する家族でも、忘れて
しまったりすることがあることを理解できる。

薬もない中で、愛の力が、時として、病の壁を乗り越えることが
あることに、感動を覚えた。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 私が殺した少女(原寮) | トップ | 黄色い牙(志茂田景樹) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海外ミステリー(洋書)」カテゴリの最新記事