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ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

小伝馬町の牢獄の謎

2008年09月21日 | ミステリーゾーン
ひさびさのミステリーゾーンだ。

小伝馬町の牢獄跡を訪れた。今は、十思公園になっていて、
江戸で初めての「時の鐘」が飾られている。

小伝馬町の牢獄について、調べてみた。

江戸時代、約2700坪の敷地に高い土塀をめぐらしていた。

午前8時になるとワーという囚人たちの喚声があがる時があった。
牢屋敷に死罪の執行がないときの喚声だった。

喚声のない日は、「ああ今日はまた、死罪があるのだな」と憂麓
な気分が一日ついてまわったという。

よく、時代劇で、牢名主がいて、畳を何畳も積み上げて、座って
いるが、あれは、本当だったらしい。

地獄の沙汰も金次第というが、お金を差し出さないと、いじめに
あい、牢死する場合もあったという。

吉田松陰は投獄されると、「私は日本の危機を憂い、アメリカ
に渡ろうとして失敗し、捕らえられたのです」と話し、誰もが感激し、
やがて、松陰は名主に次ぐ地位に出世したという。

一方で、お金の無心の手紙を出して、相当なお金を名主に
差し出したという説もある。こちらの方が、リアルな気がする。

また、吉田松陰は、2度の投獄の後、遠島になるはずだったが、
井伊直弼が、死刑に変更したらしい。(安政の大獄)

その結果、桜田門外の変で、井伊直弼が暗殺される。
このテロは、歴史上、唯一、正しいテロだったという過激な、
コメントも見つけた。

井伊直弼も、安政の大獄のため、悪者扱いされるが、修好条約を
結んだ英断を、植民地を防ぐ外交感覚があったと評価される向き
もある。



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