読売新聞の書評を読んで、この本を図書館から借りたのだが、
シーラッハという名前に記憶があり、調べたところ、
何と、2011年、12年前に、はやり、読売新聞の書評でこの本を
借りていることに気が付いた。
内容については、まったく、覚えていなかったが、作者の
名前のみ薄っすらと記憶があったわけだ。
その時のブログの抜粋を書くことにしよう。
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非常に淡々と描かれているせいか、異様な
事件であっても、水墨画で描かれたかのように
血なまぐさくないのだ。
その中で、最後の作品、”エチオピアの男”が、自分としては
一番、好きだったし、 救われたような終わり方に好感を
持てた。
最後に”これはリンゴではない。”という言葉が記されている。
何を意味するのか。この最後の物語の最初に、腐ったリンゴ
が落ちていたが、この赤毛の男は腐ったリンゴではない。
というメッセージなのか。
それとも、血の通った人間の物語なのだというメッセージ
なのかも知れない。
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