ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

Kalifornia

2008年06月15日 | ミステリーぽい映画
Gyaoの動画で、Kaliforniaを見た。

共演は「Xファイル」のデイビッド・ドゥカブニーと書いて
あるが、彼が主演で、まだ、ブレークする前の、ブラッド・
ピットが共演だと思う。(1993年の作品)

作家役のデイビッドが、連続殺人の本を書くため、恋人の写真家
と共に“カリフォルニア”へ向かう。

旅費を浮かせるため、カップルの同乗者を乗せるが、一文無しの
同乗者は、ガソリンスタンドで、ガソリン代を払うため強盗殺人
を犯す。

ブラット・ピットは相手役のジュリエット・ルイスとは、
この役で、親しくなったらしい。

Xファイルが好きだったのだが、デイビッド・ドゥカブニーは、
どんな役をやっても、FBI捜査官に見えてしまう。

一方、ブラット・ピットは、狂気の殺人鬼を好演しており、
ブラット・ピットとだから、この映画は見れるものにしている
ような気がする。それと、ジュリエット・ルイスも中々、良い。

二組のカップルの中に、友情のようなものが途中まで、芽生え
そうになる。最後にジュリエット・ルイスが、カリフォルニア
に着いても忘れないでね。だって他に友達がいないんだものと
いうテープが流れる。

しかし、その感傷に浸る余裕もないほど、理解できない殺人鬼
の行動が際立ってしまっている。

一昔前の映画であれば、貧しさとか、生い立ちとか、殺人にも
理由があり、メッセージになっていたのかも知れないが、最近
の映画では、そんな余韻も残せない残忍さがリアルに描かれる
ため、映画としてみると、殺伐としたものになってしまうのが、
残念な気もする。


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