ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

剣豪の流派

2014年10月13日 | 時代劇はミステリー

雨の降る前、立ち寄った本屋で、衝動買いをしてしまった。

時代劇に興味があり、洋書と同じくらい読み漁っているのだが、
剣豪の流派について興味がありながら、何も知らなかった。

それが、この一冊で、すべてが網羅されているような気がした。
まさに、完全保存版である。

まず、古墳時代、鹿島神宮の鹿島の太刀をもとにした関東七流と、
関西では平安時代に鞍馬山で京八流が始まる。

それから、室町時代になって、下記、剣術の三大源流ができあがる。
1.念流
2.天真正伝香取神道流
3.陰流

一般に知られている塚原卜伝の新当流や、柳生宗厳の柳生新陰流が
出てくるのは、戦国時代から江戸時代になってからだ。

江戸時代の最盛期には700もの流派があったとされる。

今、いったいどのくらい残っているのだろうか?

面白いのは、小説や映画で知名度があがる流派もあるようだ。
この本に載っていたものや、インターネットで調べると、
主人公の流派がわかる。

子連れ狼(拝一刀):水鴎流
剣客商売、雨あがる:無外流
大菩薩峠(机龍之介):甲源一刀流
水戸黄門(助さん):新田宮流
姫は、三十一(松浦静山):心形刀流
鬼平犯科帳(長谷川平蔵):一刀流

単純に流派名だけでなく、この本では、各流派の特徴や、
系図なども出ていて、非常に興味深かった。

今後、時代劇を読んだり、見たりするのに、また、楽しみが
増えたようだ。


 

 

 


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