久しぶりだが、映画を見てきた。ウディー・アレンのミッドナイト・イン・パリだ。
ミステリー映画とは言えないが、不思議な映画であることは確かだった。中々、面白かった。
あらすじとしては、B級映画の翻訳家としては、成功していたアメリカ人の主人公が、
自分の人生に物足りなく感じ、小説家になろうとする。そして、婚約者一家とパリに
来るのだが、パリを一人で歩くうち、いつしか、真夜中の12時になると、タイム
スリップして、夢の世界に入るのである。
アカデミー脚本賞を取ったというだけのことはある。本当に気のきいたセリフの数々
に、楽しめること請け合いだ。(英語の勉強にもなるかも。)
この映画で何を言いたかったのだろう。懐古主義的に過去が良いといっても
その時代にいくと、その時代の人間は、更に過去の時代が良いと思うものということだろうか。
それとも、男と女とは、単に、お互いの魅力だけでなく、もっと、自然なつながり、趣向の
一致、性格の一致から、愛情を感じるようになるということだろうか。
それとも、自分の夢とは、尊敬する過去の芸術家に出会うことだが、さてさて、あなたは、
と投げかけているのだろうか?
いろいろな解釈はともかくとして、素敵で美しい何人かの女優を見るに、ウディー・アレンは、
女性賛歌しているのだなと感じるし、見ていて楽しくなる。
印象派の絵画の好きな方、文学好きな方、パリが好きな方、タイムスリップに興味のある方、
ロマンティックコメディーの好きな方など、誰でも楽しめる一品である。
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