花や散るらん(葉室麟) 2024年11月20日 | 時代劇はミステリー 三部作の2つ目だ。雨宮蔵人と咲弥の物語だが、今回も、幅広く、種々の歴史的人物が関わってくる。 特に、本作品では、赤穂浪士の吉良家への討ち入りの謎が明かされる。 まったくもって、独創的ではあるが、それが、ごく自然に感じられるから不思議だ。 前半部分は、やや、重く感じられたが、後半に入り、一気に、加速され、読み進めることができた。 あいも変わらず、雨宮蔵人の剣が、冴えわたる。 また、武士の生 . . . 本文を読む