廃墟に乞う(佐々木譲) 2021年07月30日 | 国内ミステリー 直木賞受賞作の佐々木譲の「廃墟に乞う」を読んだ。 何らかの事情により、刑事を休業中の主人公が、休業中ながら、知り合いなどから、頼りにされ、事件を解決するのに一役買う。という6篇からなる短編集だ。 その設定から、本来の刑事としての捜査権もなく、警察手帳の替わりに、名刺で、警察と名乗り、プライベートながら、協力を依頼して聞きこむのだ。 したがって、探偵ものと言ってもよいのだが、刑事であるのは確か . . . 本文を読む