ある一生(ローベルト・ゼーターラー) 2020年07月09日 | 山はミステリー 「山と渓谷」の中で、感動した山関係の小説の中に本書があり、読んでみた。 裏表紙の宣伝文句が、すごい。「人生を織りなす、瞬くような時間。恩寵に満ちた心ゆすぶられる物語。」ある男の人生を淡々と描いているだけの小説だ。 簡単にストーリーを言うと、生まれて、母親が亡くなり、親戚に引き取られるが、何かあると鞭で打たれるような厳しい環境だった。やがて、成人して、妻との幸福な生活を得るが、雪崩により、妻は帰 . . . 本文を読む