ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

時計代わりも時代の変革を象徴。

2005-03-29 09:28:47 | Weblog
NHK「わかば」、歴代2位の低視聴率 (読売新聞) - goo ニュース

朝の連ドラって、一体一頃からやってんでしょうね。
少なくとも40年前にはやっていたと思いますから、もっと前からでしょう。
時計代わりとか、奥さんたちが朝の一仕事を終えてほっと一息で見るには、
時間帯としても15分という長さもちょうど良かったのでしょう。

高校のときはこれが始まっちゃうと遅刻するので、
主題歌が聞こえてくると焦って飛び出したのを覚えています。

ところで時代は変わり、家族構成や生活様式、人々の考え方も変わり、
TVに求めるものも変わった。
もう、朝の連ドラを皆してみる時代じゃない、ということです。

それでも17%もの人が見ているということは、私にとって驚くべきことですけど。
だって、全国で一つのものを2000万人が見ているということですよ。

TV離れなのか、民放を見ているのか、いずれにせよ、
視聴者のニーズが多様化していることに変わりはない。
マスメディア、特にTVはマジョリティに対して情報発信するものですが、
マジョリティの嗜好分布が広がり、ピークも低くなったと見るべきではないでしょう。

こういうところを、きっちりと押さえないとTVの未来はない。
小売業や製造業などは、こういった移ろいやすい消費者の心をいつも気にして
製品開発や販売戦略を考えていると思います。
TVは、今見るところ結局、有名(数字の取れる)タレント頼みになっている。

だからどの局を見ても同じ顔ぶれなんだけど、例えば司会で活躍されているタレントも、
クイズ番組はこの局、トーク番組はこの局と色を出していかないと、見飽きちゃう。
名前は言わないけど、トーク番組を司会することの多いASは、
相手が、「ビッグネーム」「若手」「素人」と違うだけで、番組の構成は同じだよね。

ちょっと脱線しましたが、単に視聴率が取れない=人気がない、でもどっかよその局のこと、
ではなく、ユーザの構造的変化、もっと言うなら、
放送というもののビジネスモデルの変化を真剣に考えて欲しい。
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