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今こそ労働流動性を高めるチャンスかも

2008-12-10 23:32:55 | 政治経済
ロスジェネと中高年が甦る日:城 繁幸(joe’s Labo代表取締役)(Voice) - goo ニュース

こういう意見を書く人が増えてきているのはいいことかもね。

先日のTV討論であるコメンテイターが、企業が非正規雇用労働者を切るのは、
ある意味当然、問題はその受け皿がないことだ、と言っていた。

その通り!と思ったものだ。

ただ、すぐに労働流動性の確保と言っても無理だろうから、こうしろという
提言もしていたが、それははっきり言って難しいだろうなと思った。

それはともかく、
非正規雇用労働者を切るのは企業の論理として不当でも何でもない、
なんていうと、メディアからたたかれるのが落ちだが、
正規雇用に手をつけず非正規雇用だけ切るから問題なのだ。

>正社員の既得権にメスを入れ、正規と非正規の同一労働同一賃金を実現、
>利益もリスクも両者で分かち合う

良いねぇ。
でも本当にいいねぇと言える人はどのくらいいるかな。
ごく一部の企業がそうでも社会全体としては機能しない。

多くの会社、多くの人がそういう考え方に賛同しないとね。

日本じゃなかなか難しいかもしれません。
プロ野球選手だって生え抜きとか、何とか命みたいな考えだもんね。
プロ野球全体のことを考えている選手やオーナーなんていないんじゃないか。

大リーグはもちろん金のためもあるだろうけど、
自分が活かせるチーム、自分を必要とするチームならどこでもいく。

日本でも、形を変えた正規雇用社員の中途採用はあるよ。

それは一つには親会社からの落下傘。
幹部だけでなく、部課長クラスも降りてくる。

もう一つ、これも実例があるけど、会社の統廃合や業務縮小で
あぶれた社員の再就職先を各子会社が分担するケース。

子会社から子会社へって感じかな。
やはり親会社の都合のケースが多いね。

労働流動性が高くなると、優秀な経験者が途中から入ってくるから、
年だけ食ってできの悪い有馬係長みたいな社員は真っ先に切られるんでしょうね。

いや、そういう人もちゃんと社会的に受け皿があって、
それなりの生活はできないと、逆に使い捨てになっちゃうから、
ルール作りというか社会的規範作りは難しいとは思う。

山口六平太や浜崎伝助はもっと評価されていいと思うけど、
みんながそうなれるわけじゃない。
結局、有馬係長レベルだとしたら、あまり流動性が高まるのは良しとしないかもね。
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